心の力学

心の力学

心にはエネルギーがあり・・・誰の中にも自分らしい肯定的なエネルギー源が存在しています。
心の力学を通して・・・自分らしい心のエネルギーを共に育んでまいりましょう。

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(「心の力学」は、目には見えない心のエネルギーを扱う新しい学問です。

はじめての方は、よかったら「はじめに」からご覧下さいませクローバー

 

 

 

 

以前、「心=魂+精神」の中で、魂について次のように説明しておりました。

 

魂とは、心の中心的なエネルギー源で、誰もがこの本質的なエネルギー源を持っており、人それぞれ独自のエネルギーの質や放出量があり、また根本的な生きる意図を持っています。

 

 

つまり、魂とは全ての人の中にある・・・本質的な自分らしいエネルギー源です。

 

私達が普通に生活していますと、目には見えないが故に、なかなかこの魂を意識することがありませんが・・・実は、この魂のエネルギーは現実にもかなり影響を与えています。

 

 

たとえば、幼い子供と一緒にいると、心が穏やかになれたり、一緒に楽しくなれたりすることがありますよね。

 

これは子供がまだ魂にフタをしておらず、魂を大きく開いて生きているので・・・こちらに、そのエネルギーが伝わってきて、知らず知らずエネルギー的な支援を受け取っているからです。

 

もちろん子供だけではなく、大人でも普段から魂を開いている方がいますので・・・そのような方と向き合うと、やはりそのエネルギーを受け取って、同じように肯定的な心理状態になれるものなのです。

 

 

ただ、難しいのは・・・人間は大人になりますと、心が複雑になっていくもので・・・魂を開けている時もあれば、閉じがちになることもあります。

 

精神ついて」の中でもお伝えしておりましたが、人間の精神にはエゴという否定的なエネルギーが形成される場合があり、それはそのまま魂のフタとなっていきます。

 

そしてエゴの否定的なエネルギーは、一時的に大きく表出してくることもありますので・・・その時には、心理状態や健康状態が悪化しやすいのです。

 

そのような時も、もし近くに魂を開いている人がいれば・・・その魂のエネルギーによって、エゴのエネルギーが中和されたり、癒されるなど、心や体に肯定的な作用があります。

 

魂のエネルギーは、必ず肯定的なエネルギーですので・・・さまざまな場面で、心にも体にもよい作用があるものなのです。

 

 

このような視点を元に、改めて人生をよく振り返ってみますと・・・私達は全く知らないうちに、他人から魂のエネルギー支援を受け取っていることに気付かされます。

 

筆者自身のことで言えば、このようなブログを書けているは、妻の魂のエネルギー的な支えがあるからだと感じています。

 

表面的な部分だけを見れば、全て自分で考えて、自分で努力して、自分で実行して成し遂げているようにも見えますが・・・。

 

実は、それら全てのプロセスで、背後から支えてくれているエネルギーが存在しており・・・知らず知らず筆者は妻のエネルギー支援を受け取って、それを活動のエネルギー源にしているわけです。

 

 

特に縁の深い人や、家族など近い距離でエネルギー共有している人からは、知らず知らず魂のエネルギー支援を受け取っていることがよくあるのです。

 

ただ、逆に言いますと・・・もし自分がそのことに気付かずに、無理をして自分を追い込み続けてしまいますと・・・その負担が、魂の支援者にも流れ込む可能性があります。

 

これはエネルギーの逆流と言えるかもしれません。

 

 

相手の肯定的な魂のエネルギー支援を受け取りながら・・・自分自身も肯定的な魂のエネルギーを発揮して、前向きに頑張れていれば・・・特に相手にも自分にも大きな負担はなく、現実的も肯定的に動いていきますが・・・。

 

しかし、次第に自分のエゴや、外界からの否定的なエネルギーに直面していく中で・・・もし、それをしっかり心の中で受け止めて消化せずに、もしくは自分を厳しく追い込んで、エゴのエネルギーで乗り越えようとしていますと・・・次第に潜在意識下に、消化しきれない否定的なエネルギーが、負担として蓄積されていくことになります。

 

するとジワジワと心理的、肉体的な負担が大きくなっていくものなのですが・・・その負担は自分だけではなく、陰から支えてくれている魂の支援者にも及ぶことが多いのです。

 

 

このことは実際に、世界中で多くの人達の間に起こっていることです。

 

筆者は個人的に、人様のお心に寄り添う仕事をしていますが・・・特に心優しい人ほど、周囲の人達の分も大きな負担を受け止めているケースが幅広く見られます。

 

ここまで考えた時に、私達はもっとこのような目には見えないエネルギーの交流に目を向ける必要があることが理解できます。

 

人間関係には、お互いに前向きな時・・・お互いに後ろ向きな時・・・片方だけが後ろ向きで、片方が支えてくれている時など・・・いろいろな状態がありますが、実はプラスであれ、マイナスであれ、背後で必ずエネルギーの交流が起きているものなのです。

 

 

一緒に魂のエネルギーを響かせ合って、一緒に前向きになれたら一番かもしれませんが・・・人生はいつもそう上手くはいかないものです。

 

長く付き合っていますと、必ず相手がこちらの負担を受け止めてくれていたり・・・逆に、こちらが相手の負担を受け止めていることもあるものです。

 

だからこそ、私達は目には見えない魂のエネルギーにも配慮して・・・陰から支えてくれている人の負担を思いやったり、時には心から感謝を伝えることも大切になってきます。

 

 

大人は子供よりもたくさんのことを知っていて、体も大きく、力も強く、たくさんのことを実行できると思われています。

 

しかし・・・だからと言って、大人がいつも子供よりも優れているわけではなくて・・・見えないところでは、大人が子供から大きなエネルギー支援を受け取っているケースが幅広く見られます。

 

 

魂の中は、人間の世界特有の優劣や勝ち負けの価値観が存在してなくて・・・全てが肯定的で、お互いに支え合い、活かし合うエネルギーだけが存在しています。

 

しかし、あまりにも否定的なエネルギーを受け続けていきますと・・・魂にも受け止める限界がありますので、次第にフタがされてしまうのです。

 

ですから、やはり私達はお互いの心(魂)を大切にし合うべきでしょう。

 

魂のフタは否定的なエネルギーによってできるものですが・・・もしその部分に肯定的に向き合うことができれば、それを癒し、取り除くこともできます。

 

(このことは、「心を癒す」の中で詳しくお伝えしております。)

 

すると、魂はフタが取り除かれた分、より大きなエネルギーを放射し・・・また自分自身にも、周囲の人にも本来の魂のエネルギーを届けることができるようになります。

 

つまり・・・相手の心の否定的な部分を、否定的に責めるのではなく・・・できるだけ落ち着いて受け止めて、一緒に肯定的に向き合うように話し合えれば、それによって相手の魂のフタが取り除かれる可能性も高まります。

 

 

この時に一つ・・・自分自身への誤解が、癒しを邪魔しているケースがよく見受けられます。

 

陰から支えている側の人は、自分では相手を支えているという自覚がないことがほとんどです。

 

なぜなら、魂のエネルギーは目に見えないということと・・・もう一つには、魂は自分の中心であるが故に、自分では実感しづらいということがあります。

 

ですから、本当は相手をしっかり支えていて、しかも相手の負担を一緒に受け止めているのに・・・自分ではそれがわからず、なぜか心も体も元気がなくなっていると感じ・・・「自分はなんてダメなんだろう」と・・・自分を否定的に誤解してしまうケースが多いのです。

 

しかし実際は・・・その人は、大きなエネルギー支援を相手に届けていて・・・しかも相手の負担を一緒に受け止めて、消化してあげているのです。

 

 

このような状況下では、支えてもらっている側ができるだけ利己的にならずに・・・相手を大切に思い、謙虚に自分を振り返ることができれば、自分が知らず知らず相手から支えられていることに気付けるはずです。

 

その時に・・・今まではわからなかった相手なりの苦労や、心の辛さにも気付いてあげられることでしょう。

 

そして、もし・・・いつも支えてくれていることついて、心からの感謝を伝えることができれば・・・相手の中で知らず知らず誤解していた「自分はなんてダメなんだ」という思い込みも解消されるかもしれません。

 

 

本人に支えている自覚がないからこそ・・・一緒にいる人が、このような感謝を伝えることがとても大切だと、筆者は思うのです。

 

この世界では多くの場合、表面的な優劣や実績などで人を評価する傾向があり・・・見えないところで、どれほど人を支えていても・・・どれほど負担を受け止めていても、評価されないことがほとんどです。

 

ですから、陰から支えるような役割の人ほど、知らず知らず・・・自分が役立たずで・・・この世の中で無価値な存在だと思い込みやすい傾向があります。

 

しかし、実質的なエネルギーの流れを見れば・・・その人は、とても大きな支援を届けていたり・・・とても大きな負担に耐えていることが多いのです。

 

 

このような目には見えない領域の真実がわからないからこそ・・・人は余計に自分自身や、他人を傷つけてしまうこともあると思います。

 

ですからやはり・・・私達の世界には、もっとこのような視点が必要だと思うのです。

 

もし多くの人達が、このような視点を持ち、お互いの心のエネルギー的な負担を思いやって・・・時には心から感謝を伝えたり・・・相手のためにも、自分を追い込まないように気をつけるようになれば、社会全体の人間関係はもっと平和的で、調和したものになるでしょう。

 

 

問題やトラブルが起きた時に、人は多くの場合、目に見える現実的な領域に原因や解決方法を探しますが・・・実は、本当の原因は目に見えない領域にあることが多いのです。

 

心の力学の視点は、私達の社会を一歩深いところから洗練し・・・お互いを信頼し合い・・・魂を活かし合う環境へと改善していくために、必要なものだと思っています。

 

よかったら、あなた様の中でもこのような視点を大切にしてみて下さい。

 

そのことはきっと、あなた様の人生の新しい扉を開くことになると思うのです。

 

 

 

〇記事まとめ〇

 

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