☆星々たち(桜木紫乃)☆

 

2014年6月15日

実業之日本社

 

236ページ

 

内容(「BOOK」データベースより)

奔放な母親とも、実の娘とも生き別れ、昭和から平成へと移りゆく時代に北の大地を彷徨った、塚本千春という女。その数奇な生と性、彼女とかかわった人々の哀歓を、研ぎ澄まされた筆致で浮き彫りにする九つの物語。

著者について

桜木紫乃(さくらぎ・しの)
1965年北海道釧路市生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。同作品を含む『氷平線』で2007年に単行本デビューし、注目を集める。12年『ラブレス』で「突然愛を伝えたくなる本」大賞、13年には同作で第19回島清恋愛文学賞を受賞。さらに13年『ホテルローヤル』(集英社)で第149回直木賞を受賞し、一躍人気作家の仲間入りをする。近著に『無垢の領域』(新潮社)『蛇行する月』(双葉社)。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

桜木/紫乃
1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第八二回オール讀物新人賞を受賞。07年、同作を収める『氷平線』(文藝春秋)で単行本デビューし注目を集める。12年『ラブレス』(新潮社)で「突然愛を伝えたくなる本」大賞、13年に第一九回島清恋愛文学賞を受賞。さらに同年『ホテルローヤル』(集英社)で第一四九回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 
先日の朝イチで
桜木紫乃さんを拝見して
作品から感じて来た
じめっとした暗さとは違う
感性豊かで天真爛漫
明るくてでも深くて・・・
といった感じがとても好きで
また読みたいと思って
手に取った一冊です。
 
 
わたしの読書ノート
 
誰の人生も
いとおしくなる作品でした。
 

桜木紫乃さん作品読書記録

 

平成27年(2015年)

 

ラブレス(桜木紫乃)

冒頭から読みやすく、引き込まれました。
姉妹の60年にわたる人生と、
それぞれの子供たち、つまり従妹の、人生が描かれています。
育った家庭環境から、求めて行ったそれぞれのしあわせなど。
飽きることなく、夢中で読みました。
好きですねぇ・・こういう小説が。

 

平成28年(2016年)

硝子の葦(桜木紫乃)

シチュエーションが、あまりにもとんでもなくて、
現実味がなくて、感情移入できなかった。
 

 

令和元年(2019年)

風葬

透明感のある景色というか

美しい景色が思い浮かぶような作品で

そんなに長くはないけど時間をかけて

ゆっくり読みました

誰にも知られないまま埋もれて行く事実

関わった人が胸に閉じ込めたまま亡くなれば

永遠にわからないままの真実

たくさんたくさんあるんだろうって思います