☆風葬(桜木紫乃)☆
2016年12月10日
文芸春秋文庫
2008年10月
文芸春秋刊行
212ページ
内容紹介
釧路で書道教室を営む夏紀は、認知症の母が呟いた、耳慣れない地名を新聞の短歌の中に見つける。父親を知らぬ自分の出生と関わりがあるのではと、短歌を投稿した元教師の徳一に会いに根室へ。歌に引き寄せられた二人の出会いが、オホーツクで封印された過去を蘇らせる…。桜木ノワールの原点ともいうべき作品、ついに文庫化。
内容(「BOOK」データベースより)
思い出して、思い出して、忘れて行くこともある──
釧路で書道教室を営む夏紀は、軽い認知症を患った母がつぶやいた、聞き慣れない地名を
新聞の短歌の中に見つける。
父親を知らぬ自分の出生と関わりがあるのではと、短歌を投稿した元教師の徳一に会いに根室へ。ひとつの短歌に引き寄せられた二人の出会いが、オホーツクで封印された過去を蘇らせる……。
桜木ノワールの原点ともいうべき作品、ついに文庫化。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
桜木/紫乃
1965年、北海道釧路市生まれ。裁判所職員を経て、2002年、「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年に同作を収録した『氷平線』でデビュー。13年『ラブレス』(新潮社)で第19回島清恋愛文学賞を受賞し、同年『ホテルローヤル』(集英社)で第149回直木三十五賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(アマゾンより)
透明感のある景色というか
美しい景色が思い浮かぶような作品で
そんなに長くはないけど時間をかけて
ゆっくり読みました
誰にも知られないまま埋もれて行く事実
関わった人が胸に閉じ込めたまま亡くなれば
永遠にわからないままの真実
たくさんたくさんあるんだろうって思います
ただゆっくり読んだからか?
なんだかまどろっこしい印象も残っています
桜木紫乃作品読書記録
平成27年(2015年)
ラブレス(桜木紫乃)
平成28年(2016年)
硝子の葦(桜木紫乃)
・・・・で
この作品が3冊目なのですが
う~~ん
もうこの作家さんの本は
手に取らないような気がしています
昨日主人と二人で
図書室でのんびりと過ごしました
先日胃がん検診にひっかかって
精密検査を控えている時
いろんなことを想定して
本を借りることも控えていましたが
胃カメラ検査で生検がなかったことで
大丈夫な感触を受け
(ちゃんとした結果はまだです)
またまた借りてしまいました