なぜ君は総理大臣になれないのか | 瀬戸内ログ

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個人的備忘ログ。主に映画の感想記録。極力ネタバレ無し、と思って書いてきましたが、備忘録なのに制限かけるとか面倒くさくなったので好きに記録する事に変えました。ネタバレを含むのでご注意を。
当面、多忙につき映画鑑賞記録が疎かになります。

【 なぜ君は総理大臣になれないのか 】

ポスター画像【政治家】小川淳也 49歳。

東大出身。官僚を経て2003年初出馬。2005年の衆院選、比例復活にて初当選を果たした小川淳也が地元香川県から高い理想を掲げて政界に進出しながらも、時の趨勢、運、時流、所属した党代表の失言、暴言による党勢の失速にからむ選挙区での落選などを経て、17年に及ぶ彼の政治活動や生き様、家族の支えと支援者の理解、意に反して党内でのポジションは依然として変わらないジレンマなど、ただ日本を良くしたいと願うだけではダメなのか!という彼の悲痛な想い、そんな彼の姿から我々が受け止めなくてはならないメッセージも込められた彼の活動記録。

監督はずっと彼を追いかけてきた大島新。

 

政治家とは。日本の未来は。我々は今何をしなければいけないのか。

 

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画像1

期間限定公開だったトーク付きオンラインを鑑賞。公開館がまだまだ少ないので。。。

~ 『俺は政治家に向いていないのか』という言葉に透ける目の眩むような現実と彼を支える人々。 『国民が政治家の陰口を叩いたり彼らを笑っているうちはこの国は変わらない』。重く響く言葉。 試されているのは我々だ。~

 

思っていた内容とは結構異なっていました。ただ単に小川淳也という、割と孤高なイメージの政治家を長年追いかけていたというよりは、苦悩し、迷う小川淳也が丁寧に描かれており、単にキレイごとを言い続けているのでは無い、自らの理想とする社会を、政治を実現するために目の前の選挙や政党内でのポジション、国会での発言力向向上に死に物狂いで拘る男の姿がそこにあった。『キレイゴト』や理想の社会を本気で語る事にどれほどの覚悟とリスク、調整や駆け引きが必要なのか、真っ黒な政治家の世界において孤独に戦う彼が今後どうなっていくのか。解散総選挙はおそらく目の前、新体制の立憲民主党において議院運営委員会の野党筆頭理事となった小川淳也さんの活躍を心よりお祈りします。

祈ってるだけじゃなくて周りにも広めないと!

上から下まで真っ黒け、良心のかけらも無い恥知らずの自公政権をもう一度叩き潰して欲しい。

権力側、アメリカ側に潰されなければいいんですけど。。。

 

また、まさかの田崎スシローが出てきて笑ったり、17年というドキュメンタリーは彼のお子様たちの成長記録でもあり、同じ親としてそのご苦労に頭が下がり、また立派に育てられ、彼を支え続ける美しい奥様に敬意を。

そのご苦労は分かりますが(一般人の想像の範囲で)、奥様に対する労いが少し足りないというか、以外に古いタイプの夫という側面もあるのだなと少し引っかかったり。