TENET | 瀬戸内ログ

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個人的備忘ログ。主に映画の感想記録。極力ネタバレ無し、と思って書いてきましたが、備忘録なのに制限かけるとか面倒くさくなったので好きに記録する事に変えました。ネタバレを含むのでご注意を。
当面、多忙につき映画鑑賞記録が疎かになります。

【 TENET 】

ポスター画像

もはや説明不要でしょうが、今やその名前だけで客を呼べる稀有な監督、我らがクリストファー・ノーラン監督の最新作。

未来から送られてきた謎の物体群、ある秘密のものを使って時間の概念を覆す秘密の戦いが始まる。

主演は『ブラック・クランズマン』での主演も記憶に新しいジョン・デビッド・ワシントン。相棒役には次回作のバットマンでの主演が決まっているロバート・パティンソン、アーロン・テイラー・ジョンソンに加え、『イエスタデイ』でハードルの高い役を見事に演じたヒメーシュ・パテル

そして今作のヒロインには超絶に美しいエリザベス・デビッキ

彼らと世界を敵に回すヴィランには『ダンケルク』からノーラン作品2作目の出演となるケネス・ブラナーなど、錚々たるメンツを揃える。

撮影にはホイテ・ヴァン・ホイテマ、美術のネイサン・クロウリー、製作のエマ・トーマスなど安定のノーラン組。

音楽はこれまでのハンス・ジマー大先生から『ブラックパンサー』にてアカデミー賞を受賞したルドウィグ・ヨランソン(ゴランソン、ヨランソン、各紙読みが異なるも、ここではヨランソン、と判断しました)が参加、メインタイトルにトラヴィス・スコットを起用している。150分。

 

 

 

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109シネマズエキスポシティ IMAX次世代レーザーGTテクノロジー

にて順行と逆行、都合2回鑑賞しました(9.29現在)。

公開から10日を過ぎて、これだけの超話題作、ネタバレも何も無いと思うんですが、細かく書き始められるほどきっちり理解できている訳も無く、超シンプルに感想を記録しておきます。

 

◇1回目:『最高やな!!!でも何これポカーン2回目早よ!!!』

 

◇2回目:『最高やな!!!!!最高やな!!!!!』

 

以上、TENETの感想になります。

 

当然ながら順行の世界と物理法則の中に生きる我々ですから、自分の固定概念を中心に観てしまう為に1回目の鑑賞では均等な視点が持てない。内容の不理解も当然ながら。

ただ、ダイナミックな映像に見事にハマっているルドウィグ・ヨランソンの音楽が素晴らしい迫力と緊張感を我々にもたらしてくれる、そして何より観る前からと予告編を見てしまったので分かっていても、そして何度観てもたまらないあのジェット機が倉庫に激突していくシーンですよ。

ノーラン監督にしか撮れないシーン、巨大トラックを使用したパート、そしてあの美しいメガヨットで海を疾走するシーンなど、本当に観ていてうっとりするようなシーンが盛りだくさんで訳わからなくても普通の作品では感じえない満足感に包まれます。

 

あまりに多くの疑問、ごちゃごちゃになった記憶を少しずつ整理をし、2つの視点を持った上で、そして彼らの存在理由、本当の関係性を知った上で観る2回目。極上でした。もうのっけからずっとニヤニヤしっぱなしですよ。

『あ~!あ~!   あ~!ハイハイハイハイ~!』

て。

お金かかっちゃうんですが、あとせめて2回くらいはエキスポIMAXで観たいところです。

 

画像6

この2人の関係が泣けます。

 

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そして怖すぎたケネス・ブラナー演じるセイター。

この人は役の振り幅が広くて本当に凄いなと感心します。

 

 

画像12

しばらくの間、車で聴くのはTENETのサントラになりそうですw。

 

 

◇2020年10月6日追記◇

TBSラジオ after6junction にて、我らが宇多丸師匠が金曜日のTENET短評に向けて先走りコメントを週明けから連日のオープニングトークで話されていた中で、師匠が注目していたポイントの一つにケネスブラナー演じるセイターが回転ドア出入口において、キャットを羽交い絞めにしてお腹に一発ぶち込んだ後、苦悶、憤怒、そしてそのどSぶりを表すかのように高揚した、やや上気した表情で蹴り上げるシーン、

『ドゥェ~イィッ!!!』

とややくぐもった声でその蹴りをキャットのお腹に、銃で撃たれた後のお腹蹴り上げるという血も涙も無い暴力シーンの叫びを紹介。

 

コレ、ちょっと面白くね?

とwwwwwwww

 

これね、私も実は思ってました。

1回目はそれほどでもなかったんですが、2回目の鑑賞で私、少しここで

『フフッ』

て笑ってしまったんですが、まさか世界の宇多丸師匠も注目されているとは!

やはり目の付け所が違います。

今週末3回目のエキスポIMAX鑑賞はこの

『ドゥェ~イィッ!!!』

にさらに注目して鑑賞キメてみたいと思います。

 

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エキスポIMAX次世代レーザーGTテクノロジー、3回目の鑑賞。

 

早速ですが、

『ドゥェ~イィッ!!!』

は厳密には

『ドゥィヤ~イィッ!!!』

でした。

 

そしてキャットが撃たれた後、では無く、セイターに初めて回転ドアに連れて行かれた場所、あの銃がたくさん並べられた場所で鳩尾に一発かまされ、崩れ落ちた後での

『ドゥィヤ~イィッ!!!』

でした。

 

2回観ても勘違いしていたなんて、我ながらポンコツ記憶ぶりに泣きたくなります(ウソ)。

また、そういった意味でこのパワーワードに匹敵すると個人的に思っている言葉がもう一つあるなと改めて確認したのが、

JDWとキャット、セイターの三人で優雅にセーリングした珠玉のシーンの後、セイターを殺そうとしたキャットに『お仕置き』をしようとセイターが革ベルトを外して凄むシーン。

『LOOK! AT! ME!!!』

これはイケるでしょw

『LOOK! AT! ME!!!』

これ絶対

『ドゥィヤ~イィッ!!!』

に匹敵、もしくはそれを凌駕するインパクトでウケるんですけど。複数回TENEった人との間で流行りそうな予感がビンビン来ています。

 

それにしてもTENET、何度見ても面白いし楽しい映画体験。この作品を貶す人がいましたが、もう映画観るのやめた方がいいんじゃないの?って心底哀れに思いますよね。

 

 

あと2回くらい観たいところですが、叶いますかね~^^;

『LOOK! AT! ME!!!』www