ゴーギャン・コンプレックス | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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今日も、産カウ資格の試験勉強をしていたら、「ゴーギャン・コンプレックス」という言葉が出てきました。


それは、どんな意味なのかというと、「中年期に、急に全てを捨てて自分の理想を果たしたくなり、葛藤する気持ち」のことを言います。


なるほど、確かに中年期になると、会社では中間管理職になって責任が増えたり、また思うように昇進できずに挫折を味わったりなど、いろいろなことがありますよね。


それに、夫婦関係も若い頃とは違ってきたり。


子供も大きくなって、自立して離れていったり。


それ以外にも、不景気で家のローンの支払いが苦しくなってきたり。


いろいろなことがありますよね。


そして、いろいろな状況が変わっていく中で、ふと、全てを捨て去って、理想を追いかけたくなるのですね。


私も、それに似た気持ちは、若い頃から何度か味わったことがあります。


でも、今ではあまり「全てを捨て去りたい」という気持ちにはなりません。


それはどうしてなのかというと、今、私は捨てたくなるほど持っていないからなんですね。


それが果たしていいことなのかどうかは別として、とりあえず「理想を追いかける」ということに対して、邪魔になるものは何もない。


その代わり、エネルギーを増幅させてくれる存在もそばにはいないわけですが。


寂しいっすね(笑)


そんな私が最近感じるのは、「タイム・リミット」です。


「未来は無限の可能性を持っている」というよりは、「あと残り○○年」というふうに考えてしまう。


限られた時間の中で、叶えたいことがたくさんあるので、追い立てられている感じです。


迫ってくる「タイム・リミット」に対しての逃げ場はどこにもない。


もちろん、「タイム・リミット」(時間の流れ)を捨て去ることもできない。


でも、それは欲張りな自分が勝手に焦っているだけですね。


何かが不足していると、思い込んでいます。


本当は、今でも十分満たされているのに。


「全てを捨て去る」のではなくて、今ある幸せに、更なる幸せをどんどん重ねながら、自分の理想を叶えていきたいですね。


「ゴーギャン・コンプレックス」


今の私には、少々フィットしない言葉のようです。



今日も、ありがとうございます!


皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!