20年以上前の話です。
当時新卒で入社した会社で、新人研修が終わって開発部に配属されたときに、そこの部長に「これを読んでおきなさい」と、渡されたのがこの本。
- 人を動かす 新装版/創元社
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定番の名著「人を動かす」です。
当時私は、「なるほど、社会人っていろいろ大変なんだなぁ」と思いながらこの本を読みました。
懐かしい思い出です。
で、なぜ今それを思い出したのかというと、さっきまでいた本屋さんで、下の本を見つけたからです。
- 人を動かす2:デジタル時代の人間関係の原則/創元社
- ¥1,575
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なぜ今頃”2”が?
カーネギーさんは、とっくの昔に亡くなられているのに。
そう思いながら中と表紙をよく見ると、著者の名前は入っていなくて、あくまで「D.カーネギー協会編」となっています。
なるほど、カーネギーさんの著作ではなくて、カーネギー協会で編集した本なんだなと納得しました。
内容的には、名著「人を動かす」を、現代のデジタルメディア時代に合わせてアレンジしたような形になっています。
この本を発見してなんだか懐かしさが込み上げてきたので、思わず購入してきました。
「人を動かす」を初めて読んでから、すでに20年以上経ちましたが、初心に戻り、新入社員のような気持ちで「人を動かす2」を読もうと思います。
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当時のことを思うとき、いつも思い出すのが、課長が言ってくれたこの言葉。
「やってみる前から、できないって言うな」
(「技術者ができないって言ったら、進歩しないし何も生まれない」)
その言葉は、今でも私を支えてくれています。
今でもたまに、自分で立てた目標に対して「難しそうだな、無理そうだな」という考えが頭をよぎることがありますが、そんなとき、課長が言ってくれた
「やってみる前から、できないって言うな」
この言葉が頭に浮かびます。
そして、できることから精一杯やっていこうという考えにシフトするわけです。
※現状を維持しようとする潜在意識を、課長の言葉が上手くほぐしてくれています。そして、現状を突破する行動へと私を駆り立ててくれています。
これは、今に限ってのことではなく、大きな借金を数年がかりで完済できたことも、社会不安障害を自力で克服できたことも、やっぱり「やってみる前から、できないって言うな」という言葉に支えられてできたことだと思います。
そう言う意味では、課長のたった一言の言葉が、カーネギーさんの言葉以上に、私の心に響き、私を支えてくれています。
私が今、個人事業主という立場でもやってこれているのも、課長の言葉のおかげだと思います。
なぜなら、個人事業主の場合、自分がダメだと思った瞬間、失業者の仲間入りをするわけですから。(組織に守られていないので)
ダメだと思う心にとらわれず、まずやってみるということから、仕事を得ているわけです。
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昔(社会不安障害で悩んでいた当時)、人の視線に怯え、硬直していた私ですが、当時の自分では考えられないことですが、今日また一歩前進することができました。
ありがたいことに、産業カウンセラー資格の実技試験免除者認定の通知が届きました。
ほっとしました。
ここからまた心を引き締めて、学科の試験勉強を続けていこうと思います。
「まずやってみます、そして、やり遂げます、課長!」
今日も、ありがとうございます!
皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!