パーソナリティの5因子特性理論 | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

不安障害を自ら体験し薬を使わずに自力で克服した、精神医学を学び続けるカウンセラーのブログです。
あなたの不安障害(SAD、パニック症、手や頭の震え、吃音など)の克服を、効果的かつ優しくサポートいたします。【個人セッション、グループセラピー】愛知・岐阜・三重

こんばんは。


今日は、産業カウンセラー資格の試験勉強シリーズで書いていきます。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


パーソナリティ理論の特性論の中で、現在主流となっている5因子論についてです。


※特性論については → こちら 参照(過去のブログ記事)


5因子論の中でも、現在最も広く使用されているのは、コスタマックレーのモデルです。


そのモデルでは、外向性調和性誠実性神経症的傾向経験への開放性の5つの因子によって、パーソナリティを説明できるとされています。


5つの因子の内容は、以下の通りです。



外向性

a.隠退的-社会的

b.静か-話し好き

c.抑制的-自発的


調和性

a.稚気-温厚

b.冷酷-こころのやさしい

c.利己的-献身的


誠実性

a.軽率-慎重

b.頼りにならない-頼りになる

c.怠慢-誠実


神経症的傾向

a.落ち着いた-うるさい

b.大胆な-傷つきやすい

c.安心な-心配な


経験への開放性

a.型にはまった-独創的な

b.冒険心のない-勇敢な

c.保守的な-自由な


(参考文献:産業カウンセラー養成講座テキスト)



上の5因子の内容を見ると、これらを一つ一つ測定していくと、かなりはっきりパーソナリティが見えてくるような気がします。


ちなみに、この5因子論に基づいた心理検査としてNEO-PI-R(ネオ・ピー・アイ・アール)というものと、NEO-FFI(ネオ・エフ・エフ・アイ)というものがあります。


NEO-PI-Rは質問項目が240ある完全版で、所要時間30~40分間、大学生用と成人用の2種類があります。


NEO-FFIは質問項目が60項目の短縮版で、所要時間約10分、これも大学生用と成人用の2種類があります。


上の5因子の内容を書きながら、私もこの心理検査をやってみたいと思ったのでネットで検索したら出てきました。


※NEO-PI-R/NEO-FFI 人格検査(心理検査販売専門店のサイト) → こちら


残念ながら、検査用紙1部だけでのバラ売りはされていないようで、20部からの注文となっています。


私はNEO-PI-R/NEO-FFIを、カウンセリングの現場で使用することは今のところ考えていないので、20部はいらないです。あせる


なので、検査用紙ではなく、書籍でとりあえず学ぼうと思います。(検査用紙もいずれ手に入れて、やってみようと思います)


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


例えば、紙に上記の5つの因子の内容(項目)を書き出して、自分はどうだろうかと振り返りながら、思ったことを項目の横に書いて整理していけば、それだけでも、特性の測定とまではいかないと思いますが、自己洞察を深めることができます。


私も、この記事を書く途中で一旦止めて、自分自身のことを振り返って考えてみました。


普段あまり考えないことや思い出さない出来事が頭の中を巡り、なかなか深い体験となりました。


紙に書き出せば、より明確に言語化されますので、更に効果的だと思います。


あくまで試験用紙を用いない方法なので、曖昧な部分や迷う部分もたくさん出てくるとは思いますが、そのことを体験する・気づくというにも価値があるのではないかと思います。



今日も、ありがとうございます!


皆さまが、笑顔いっぱいでありますように!