本物のクライエント中心療法とは (『カウンセリングの実技がわかる本 上巻』で学ぶ②) | あがり症・パニック症・対人恐怖は「あるがまま」で克服できる!

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こんばんは~。


今日も、昨日に引き続き、『カウンセリングの実技がわかる本 上巻』を読みながら勉強しています。


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この本の「面接の進め方」に関する章を読んでいくと、分類の細かさに驚かされました。


例えば、症状性格などクライエントによって異なることとは別に



何回目の面接であるか?


カウンセラーは初級者か?中級者か?それともベテランか?



などによっても用いる手法が細かく分類され、それぞれの内容は大きく異なっています。


なので、ある一部分だけをピックアップして記事にすると、それは、その条件下のみに適応することなので、誤解を招く恐れがあります。


※それだけ隅々まで配慮の行き届いた形で、説明がされている本です。

何度も復習してしっかり身に付けようと思いました。

また、カウンセリングを学ぶということが、一筋縄ではいかないものだと再認識させられ、身の引き締まる思いがしました。


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そこで、条件にかかわらず共通する部分で、紹介できる内容を探したところ、見つけましたニコニコ


カウンセリングの基本形と言われるクライエント中心療法(来談者中心療法)についてですが


カウンセラーの理解度や解釈の違いなどによって、実際の面接現場で行われていることには、バラツキがあると思います。


ここでは、「本物のクライエント中心療法とは」というテーマで、箇条書きされている内容を引用したいと思います。



① カウンセラーが、表面は揺れていても、基本的な部分では安定している状態。だからカウンセラーは、クライエントの揺れる話(不安)を聞くことができる。


② クライエントは、カウンセラーの基本的な部分が安定している状態を知って、安心して揺れ(不安)を話すことができる状態。


③ 第6回以降の面接が、しばしばある。時には、第35~120回の面接の場合もある。


④ 幼児期や子供時代などの話題にも、深く共感できる。例えば、職場の人間関係の話題も、幼児期の母親への不信のような深刻な話題も、両方とも深く共感できる。


⑤ 第6回面接以降に、助言を求めるクライエントの気持に共感できる。


⑥ クライエントに、感情(情動)を伴う気づきが起きることがある。


⑦ カウンセラーにゆとりと余裕がある。

(『カウンセリングの実技がわかる本 上巻』山本次郎先生 著より引用)



「基本的な部分が安定している状態」


カウンセリングをするときに限らず、そうありたいものです。


そして、「本物のクライエント中心療法」を行うためには、最終面接までクライエントと付き合って行ける自信大きな覚悟が必要になってくると思います。


それができるカウンセラーに少しずつでも近づくために、勉強中は、失敗を恐れずに積極的に学んでいこうと思いました。


また、様々な挑戦をしながら、人間としての器も大きくしていこうと思いました。


全ては、自分次第ですねアップ



今日も、ありがとうございます!



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