生活指導面で
「何度も繰り返し指導しないとできるようにならない」
「指導の積み重ねしかないと思っている」
ぼーっとしてたら「確かに」なんて頷いちゃいそうになる耳障りのいい言葉には要注意です
自分自身の子育てや大人相手の仕事にもあるあるですね
習慣になってしまっているよくない行動が変わるには、繰り返し気付きを促す必要もあるのでしょう。しかしそもそも「変わろう」と思っていない人を変えようだなんて無理な話
変わりたくもない子供に繰り返し同じ指導を続けたら
「まただよ」
と嫌がられ、
「もういいから」
とうざがられること請け合いです
どうぞ、指導中の子供たちの表情を真っ直ぐに感じてください
心理面からアプローチを考えると、
本人が自分が変わりたいと強く願い、本気で努力し、周囲からの理解と助け「勇気づけ」があれば少しずつでも必ず変わっていきます。
などと考えます。
そこで、私からは
「子供が繰り返し暴言を吐く理由は何でしょう?」
「荒れている生徒の本心は何ですか?」
そんな問い返しをすると
「分かりません」
「聞いたことがないので」
との返答
残念
ダメだと分かっているのに、暴言や迷惑な行動を続ける人にはそれなりの理由があります。
行動は許さないけれど、その理由や目的を理解してくれる味方の存在に気づくだけで自分を大事にしようと変わっていく子もいます。
本音を聞かないと、本当にその子が聞いて欲しいこと、教えないと知らないままな考え方を指導(プレゼント)なんて出来はしません。
聞て聴いて訊くこと
児童生徒理解に始まり、理解に終わる
そんな教育界の名言をぜひ心に留め置いていただけたら