ここ数年、拝見しているお子さん
目を見張るほどの成長っぷり
そのお子さんが転入してすぐ
「方針が立ちません」
「何から手を付けたらいいですか?」
「対応できません」
とのSOSで伺ったあの日が嘘のよう
当初、私から1番にお伝えしたのが
この子が「困ってる、助けて」
と言えるように、とことん助けて欲しい
ということでした。
まずは、「困っても必ず助けてくれる」と実感できる安全基地の形成ですね。ここが何より大事な土台です
現在、全教職員が同じ方針でそのお子さんの困りに気付き、優しく声をかけて行動が問題化することなく過ごせています
次は、このお子さんが自分から援助要請する言葉を獲得すること、加えて周囲の友達がこの子の様子に気付いて声をかけられるように育てることの本人&集団
双方へアプローチしていく段階に入りました。
本人が頑張ればできることを目標に据えつつ
本人の力だけではどうにもならない、多大なる努力を要することについては、周囲からの理解と助けをえるというアプローチが、今の文部科学省の考える統合モデルです。
先生方のご尽力に拍手です
何よりも組織全体を育てた管理職の先生、お見事です
お子さんが荒れる、暴れる、問題行動を起こしているということは、不一致な対応をやめておくれというSOSなのです
真っ直ぐに「助けて」と言える関係性を築けているか?1番に見直していただく点です