先日製作活動において視覚障害があるお子さんに個に応じた配慮をご提案した際、
「この子だけ違う作品を作らせても大丈夫でしょうか」
とご質問を受けました。
保護者から質問されたり、皆と一緒のことが出来るようにしてほしいと要望されたりするそうです。
保護者にも次のような意図を説明して理解いただく必要があります。
もしこの子が皆と同じ物を作れば、介助員さんが1つずつ手を持って製作させることになります。結果、そのお子さんは険しい表情でずっと指示されながら見えない「何か」を作らされているに過ぎないのです
何に気付き、何が分かり、出来るようになるのでしょう?
どんな工夫や試行錯誤をしながら表現しているのでしょう?
このやらされる活動がこの子にどのような生き方を体得させるのでしょう?
立ち返るのは資質能力が育つかなのです。
いつでも同じ場所で皆が同じ課題に取り組まねばという考え方の下では、インクルーシブ教育システムは上手く機能しないでしょう
ここでヒントになるのが、昨日のハロウィン飾りのような多様な学び方があって、それぞれに力を伸ばしていく形態です。
通常学級の中で多様な学びが求められています