減点式で保育や教育をなさる先生に、逐語記録をお伝えしてご自身で気付いていただくというカンファレンス↓
この方法は、現実を受け止めても心が折れないガッツ溢れる方に合ったカンファレンスです。
ある時、2学年分のカンファレンスに同席してくださった管理職の先生が終わった後に
「相手によって伝え方を変えていらっしゃるんですね」
労いの言葉をくださいました
そうなんです。
ここを見間違わないことが、教員時代から大事だと思っています。
自分とは違う考え方や感じ方をする人と共に過ごすって、家族もですが案外細やかな気配りをしてる(つもり)です
相手が受け取りやすいボールを投げる。
内容は結構シビアで教育観や保育観の深いところをご指摘したり気付いていただいたりする必要があるため、せめて伝え方には思いやりを込めています
本日のカンファレンスは逐語記録をお伝えしたらポッキリ折れてしまいそうな先生でしたから、心理学の話から気付いていただくことに。
ピグマリオン効果
ゴーレム効果
両方合わせて提唱者の名前がついた
ローゼンタール効果
などと言われています。
簡単に言えば期待した様に相手は育つと言うこと。
ピグマリオン効果は、よい期待をかけて育てるとよく育つ。
ゴーレム効果は、悪い期待をかけて育てると悪く育つ。
その仕組みは、期待に合った言葉掛けや態度をしているからです。
期待していると丁寧に教えるし、出来たことや努力などプラス面に着目した言葉かけや態度になる。
悪い期待(成長は難しいと諦め)をすると、出来ないことやダメな面に着目した叱責や冷たい態度になる。
関わりによって相手(子供)は変わる
のですね。
だから相手の可能性に目を凝らし、成長を信じること
先生だって保護者だって、伴侶だって。。。
相手が大人でも同じです。
パートナーの愚痴を言う方に遭遇しますが、
パートナーの可能性を見出すか?
パートナーの至らない点を見出すか?
自分の見方が相手をその様にしてしまう
おー怖な効果があることを知るとかかわりが変わるかもしれませんね。
今回の先生は、ご自身が幼少期に厳しい環境でお育ちになり、子供のためを思って減点法でダメ出し多めに接していらっしゃったとのこと。
子供の成長のために、いいところ探しをしながら、子供のよいところに着目してニコニコ過ごしていただけたらなと思います
子供の可能性を信じて諦めなかった先生のお話↓
大事なポイント
期待は、一点を目指すよりぼんやりとした方向ぐらいがちょうどいいです。相手が期待を感じて沿おうとする過剰適応を招くかもしれないのでココは要注意です