ひとりひとり違うのが理想の自分像ですし、
心の温もりを感じる感性や幸せの感度も違い、
成長していくスピードも個人差があるのです。
発展途上国で暮らしていても心が豊かな人や、
先進国で暮らしていても心が貧しい人がいるように、
置かれている環境と心の豊かさは比例しません。
もっとこうなれば幸せな感情を得られるだろう。
あれが手に入ればもっと幸せを感じるはずだなどと、
幸せな感情を得られそうな条件に目が行きがちです。
私たちは、大切にしたいものを大切にできていると、
自己満足感が高まりますし、人の役にも立ちたくなり、
自分の存在価値を感じられるようになってくるのです。
受験や就職、恋愛に失敗したから不幸なのではありません。
それを不幸だと勘違いする心が不幸な感情を生むのです。
条件を目的にしていると本当の問題に気づけないでしょう。
