教えて覚えたことはスグに忘れてしまいますから、
相手が自分で発見するまで見守ることも大事です。
ですから、何事も教えすぎてはいけないのでしょう。
相手の個性を尊重することも忘れてはいけません。
失敗を覚悟で信頼して任せることで気付けるのに、
親切に手取り足取り教えてしまいがちになるのです。
「無理せず、急がず、はみ出さず」という言葉は、
千日回峰行を2回も成し遂げた阿闍梨の言葉ですが、
実践するためにはかなりの忍耐を要するのでしょう。
何度も経験を積んで身に付くのが技量ですし、
指導では相手の技量を伸ばせないのですから、
相手のやる気を損なわないことを重視しましょう。
ピンチの時には結果を心配するのをやめさせ、
やれると思うから任せていることを伝えましょう。
教える側が結果を求めすぎると育つものも育ちません。