帰ってきた人を迎え入れるのが家ですが、
家族として自分の役割を果たせる人だけでなく、
それに値しなくても入れてもらえる場所が家です。
家族の期待に添えることもあるでしょうし、
家族の期待を裏切ってしまうこともあるでしょうが、
状態に関わらず迎え入れてくれるのが家族です。
そのような家庭が崩壊してしまう時代ですから、
家庭が砂漠化しないようにする配慮が必要ですし、
互いに裁き合う場所にしないことも大切です。
様々な問題は家庭の中でも起こりますが、
問題を通じて強められていくのが絆であり、
家族のありがたみを味わうことにもなるのです。
絶望的に思えるような状況の中でも、
壊れることのない集団が家族であって、
孤独を感じさせない場所が家庭のはずです。