思想や考え方を押し付けてもうまくいかないでしょう。
問題意識を持たせ、考えてもらうことで気づきがあり、
試行錯誤を繰り返す中で、掛ける言葉が響くのです。
技術的なことではなく、取り込む姿勢が問題だったり、
本人の常識が、他人の非常識だったりもしますので、
問題点がどこなのかを気づいてもらうしかありません。
私たちは、ひとりひとりが誰かに活かされていますし、
互いに、活かし活かされる中でも気づきが与えられ、
長所を伸ばせたり、短所を改善できたりするのです。
また、一方的に否定されるとモチベーションが下がり、
どんなに役立つ話を聞かされても頭に入りませんので、
相手を肯定する会話からスタートした方がいいでしょう。
そして、希望がある人ほど努力を苦にしませんので、
どのような壁にぶち当たっても希望の光を示すことで、
発揮されていない想像力を働かせる気になるのです。
失敗やうまくいかない原因を相手のせいにしていたり、
相手の向上心を萎えさせるような言葉を繰り返していると、
より良い自分に変わりたいとは思ってもらえないでしょう。