何かに向かって努力している過程に喜びがあり、
どこかに向かって歩んでいる間にも喜びがあり、
人生のゴールではなく途中に喜びがあるのです。
ですから、明日の命さえ約束されていない私たちは、
今日という一日の中に喜びを見つけることが大切で、
過ぎ去った日々の中にある恵みに感謝するべきです。
遠くに見えるゴールにたどり着くことが目的ではなく、
ゴールに向かって進む中で喜びを味わい楽しむことが、
私たちに命が与えられている最大の理由なのでしょう。
与えられている命は、いつか必ず終わりを迎えますが、
それまでに、多くの喜びを見つけられた人が幸福人で、
喜びの種にすら気づけなかった人は不幸人なのです。
幸福は結果ではなく、途中経過で味わうものなのです。
心からワクワクできる瞬間に出会えることも喜びですし、
悲しみや苦しみの中で人の優しさを喜べる人もいます。
だとすると、いつでもどこにでも喜べるチャンスはあり、
願いが叶わなかったり、目標が達成できないとしても、
その過程で、十分な喜びは用意されているのでしょう。