心理カウンセラーの藤木ミホです。
 

私は、長年カウンセラーを養成する講座を開催しています。

 

その講座を修了し、開業されたカウンセラーの方から、次のようなご質問をいただくことがあります。

 

 

「クライアントが何度も同じ苦労話をされるのですが、カウンセラーとしてどう捉えたらいいんでしょうか?」

 

 

カウンセリングに限らず、居酒屋や喫茶店で、同じ苦労話を何度もする友人や知人がいるという方もおられるでしょう。

 

今日のブログは、この繰り返される苦労話の背景にあるものを一つお伝えしたいと思います。

 

 

反復強迫/衝撃体験は繰り返す

 

精神分析学の用語に、「反復強迫(はんぷくきょうはく)」という言葉があります。

 

これは、「人間は、その人にとって衝撃的だった体験を無意識に繰り返そうとする」という意味です。

 

たとえば、何度も詐欺に遭うとか、何度も交通事故に遭うとか、何度も似たようなフラれ方をする、などのケースを身近で見たり聞いたりしたことがないでしょうか?

 

このようなケースは、反復強迫に当たるのかもしれません。

 

つまり、トラウマ体験を繰り返し再現することが、反復強迫とも言えます。

 

そして、何度も繰り返される苦労話も、反復強迫の一種と言えるのです。

 

体験そのものは繰り返されなくても、何度も同じ話をすることは、心の中(頭の中)で苦労体験(トラウマ体験)を繰り返し再現していると言えるからです。

 

 

繰り返される苦労話をどう捉えるか

 

では、繰り返される苦労話(トラウマ体験)を、どう捉えたらいいのでしょうか。

 

まず、反復強迫が続いているということは、クライアントは、まだ心の状態が癒えていないということを指します。

 

よって、繰り返される苦労話は、クライアントにまだカウンセリングが必要だと捉えることになります。

 

クライアントが、苦労話をしなくなっていったら、心が癒やされているのだということがわかります。

 

この時、クライアントに苦労話を禁じて、反復強迫がなくなったことにするようなことは避けてください。

 

自然に、反復強迫が消えていく瞬間にむけて、カウンセリングを続けていくほうがよいでしょう。

 

 

クライアントが、繰り返し同じ話をされる背景は、まだまだたくさん考えられます。

 

カウンセラーを目指す方は、一度まとめてみることをおすすめします。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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