心理カウンセラーの藤木ミホです。
カウンセラーとして活動を始めたばかりの頃、多くのカウンセラーが、「カウンセリングで何をしたらいいのか」という視点で仕事をします。
そのために、カウンセリングの時間を有意義に使いたいと考え、あれやこれやと時間いっぱいにいろいろと詰め込みすぎることが起こります。
しかし、ある日「ハッ!」と、このことに気づきます。
『カウンセリングで大切なのは「間」なのでは?』
つまり、カウンセリングでは、「何をするかより、何もしていない時間も大切」ということです。
『カウンセリングで大切なのは「間」なのでは?』
この気づきに至るのは、ある日のカウンセリングで、偶然起こった「間」がクライアントの心にプラスになる体験をしたことによります。
ただ、この「間」は偶然起こったことであり、いつもこの偶然が起こるわけではありません。
そこでカウンセラーは、この「間」をカウンセリングで活用するために、「間」について知り、「間」を自在に活用するための方法を知りたいと思うようになります。
さて、それは可能なことなのでしょうか?
カウンセリングにおける「間」について考え始めた方に、まず読んでいただきたいおすすめの本があります。
それは、ビートたけしさんの「間抜けの構造」です。
本の帯には、次のようにあります。
”間”の取り方で世界は変わるー。
漫才、映画、会話そして人生……、この世で一番大事な”間”の話
カウンセリングも「間」が大切な分野です。
では、この「間」を活用する能力を伸ばすにはどうしたらいいのでしょうか?
著書の中で、ビートたけしさんは、次のようにおっしゃっています。
”間”って一体何だろうー。
これについて考え始めるとそう簡単には結論が出ない。
身につけられるものなのかどうか、教わることができるものなのかどうか……、
あらゆるジャンルにおいて”間”というものは、決定的に重要なものだ。
実は、私も、カウンセリングの仕事が軌道に乗ってきたころ、「間」について真剣に考え始めました。
それでもその当時は、これという答えは見つかりませんでした。
そこから約20年、今だから言える私の意見としては、「間」については教わるよりも掴み取るものだと思っています。
掴み取るといっても、ギスギスに張りつめて何かをするのではありません。
私は、絶妙な「間」を醸し出すカウンセラーの先生に師事し、その先生の「間」の中に入ってみたり、客観的に観察してみたりを繰り返しました。
そうしながら、「間」の在り方を吸い込むように学び取りました。
上質な「間」は決まった形があるわけではなく、時と場合に調和するように少しずつ違うのです。
そして、その「間」がカウンセリングの進行に大きく貢献してくれるのです。
これからカウンセラーを目指す方は、開業後でなくても、早い段階から「間」に注目していただくと、より能力が伸びていくことと思います。
その手始めに、今日ご紹介した、ビートたけしさんの「間抜けの構造」をお読みいただければと思います。
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