心理カウンセラーの藤木ミホです。

 

カウンセラーは、クライアントのお話を聴きながら、いろいろな点に意識を向けます。

 

意識を向ける点の一つに、クライアントの「信念(ビリーフ)」があります。

 

ただ、クライアントは、「私の信念は、○○です」など分かりやすくは話してくれません。

 

ですので、カウンセラーは、クライアントのお話をもとに、「この方には、○○な信念があるかもしれない」などと想像しながら聴くことが大切です。

 

今日のブログは、この聴き方を具体例を挙げてお伝えしたいと思います。

 

 

クライアントの信念を想像する【1】

 

さきほどお伝えした通り、クライアントは、「私の信念(ビリーフ)は、○○です」という直接的な言い方はされません。

 

そもそもクライアントの多くは、自分の心に潜んでいる信念に気づいていません。

 

しかし、心に潜む信念は、クライアントの言葉に影響を与えます。

 

ですので、クライアントの発する言葉を聴いていると、クライアントの心に潜む信念が見えてくるのです。

 

次の画像をご覧ください。

 

 

 

いい子に

 

しているのに

 

どうして私ばかり

 

上手くいかないんだろう。

 

苦しい。

 

 

上記の言葉がクライアントの発言なら、カウンセラーは、その言葉からクライアントの信念を想像していきます。

 

読者の皆様も、この言葉を話すクライアントの信念を想像してみてください。

 

おそらく、クライアントには次のような信念があるかもしれないと想像するのではないでしょうか。

 

「いい子にしていたら上手くいく」

 

という信念です。

 

人間は誰しも、自分の信念に反した現実が起きると、なぜだろうと疑問を持ちます。

 

そして、自問自答ののちに、次のような結論に至ります。

 

「まだ足りないんだ!」

 

「もっといい子になったら、きっと上手くいく!」

 

このようにして、人生に苦しみを抱えながらも、限りなくいい子になろうとする方もおられるのです。

 

この苦しみから抜けるためには、カウンセリングが効果的です。

 

クライアントは、カウンセリングで自分自身の信念(ビリーフ)の検証を行うことになります。

 

 

クライアントの信念を想像する【2】

 

では、もう一つ、画像から信念を想像してみましょう。

 

 

だってボロボロに

 

ならないと誰も私に

 

「頑張ったね」って

 

言ってくれない

 

じゃない

 

このセリフから、どのような信念(ビリーフ)が潜んでいると想像されますか?

 

まずは、いろいろ想像してみてください。

 

 

たとえば、次のような信念があるかもしれません。

 

 

・頑張らねばならない

 

・自分が頑張っているかどうかは、他者が決めることである

 

・自分で自分の評価をしてはならない

 

・他者は私のことを見てくれない

 

・他者に認められねばならない


・ボロボロになったら他者の注意が引ける

 

 

など、まだまだ想像できると思います。

 

このように、カウンセラーは、クライアントのお話に耳を傾けながら、その信念(ビリーフ)に意識を向けていきます。

 

そして、その信念もヒントにしながらカウンセリングを進めていくのです。

 

 

カウンセラーを目指す方は、ぜひ普段から、自分や他者の発した言葉から、潜んでいる信念に意識を向けてみてください。

 

将来のカウンセリングで役立つ、効果的な「聴く訓練」になると思いますよ。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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