心理カウンセラーの藤木ミホです。

 

カウンセリングは、ほとんどの場合、部屋の中で行われます。

 

ですので、部屋の温度は一定です。

 

しかし、カウンセリングの一定の室温という環境で、クライアントは熱さを感じたり、寒さや冷たさを感じたりされます。

 

なぜそのようなことが起こるのでしょうか?

 

今日のブログは、そのことについて簡単にお伝えします。

 

感情と体の活動について

 

次の画像をご覧ください。

 

画像:アアルト大学(フィンランド)の研究より

 

これは、「ある感情を感じる時に、体のどの部位がよく活動していると感じるか」を色で表現した画像です。

 

被験者がある感情を感じている時に、体のどの部位がよく活動しているかを感じ取り、活発に動くところを赤く、あまり動いていないと感じるところを青く色づけしたものを図化したものです。

 

黒い個所は、ニュートラルな状態です。

 

この図は、日本でヒートマップと紹介され、感情と体温の関連を示す図として見られることもあります。

 

体の動きがあると感じるとは、つまりそこに血液が運ばれていると考えて、あえて体温を表現したヒートマップとみているのでしょう。

 

図をヒートマップとして見ると、

 

幸福感を感じると、全身がポカポカ温かくなっています。

 

パニック(混乱)は、全身が冷たくなっています。

 

その他の感情は、温かさと冷たさが、合わさっています。

 

このように考えると、冷え性は、気づかないまま頻繁に感じる何かの感情が影響しているのかもしれませんね。

 

ここまで読んでいただくと、カウンセリングの一定の室温という環境で、クライアントは熱さを感じたり、寒さや冷たさを感じたりされる理由が見えてきた方もおられるでしょう。

 

カウンセリングを通して、クライアントは過去にあった出来事を思い出す作業をされます。

 

そして、その作業に伴って、クライアントは、記憶にまつわる様々な感情を感じることになります。

 

その結果、体が温かくなったり、冷たくなったりするのです。

 

よってクライアントは、一定の室温の中で、温かさや、寒さ、冷たさを感じることになるのですね。

 

そのため、カウンセリングを行う部屋には、クライアントが感じる寒さや冷たさ対策のため、夏でも冬でもひざ掛けや毛布が用意されていることがあります。

 

 

カウンセリングの終わりに

 

カウンセリングを受けながら、クライアントは、何度か「ポカポカする」「体温が上がる」などを感じていかれます。

 

それは、カウンセリングが終わりに近づいてくると、クライアントは、自分の体を冷やすような感情を感じることがどんどん減っていくからです。

 

また、カウンセリングが終結するあたりでは、穏やかな幸福感を感じることが当たり前になって、体が温かい日が増えるからです。

 

クライアントによっては、「カウンセリングを受けるようになって、なぜか冷え性が治ってきた」と報告してくださる方もおられます。

 

カウンセリングは心に作用するものですが、その心は身体に通じています。

 

だから、心の変化と体の温かさの感じ方が連動していることはよくあるのです。

 

カウンセリング実績があまりない間は、カウンセリングが上手く進んでいるか不安になる方もおられることと思います。

 

そんなときは、クライアントの体の温かさの感じ方を通して確認するとよいかもしれませんよ。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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