心理カウンセラーの藤木ミホです。
私は、「カウンセラー技術」と「カウンセラー開業スキル」を同時に学んでいただける「実践カウンセリング講座」という講座を開催しています。
その講座にお問合せをいただく中で、次のような不安を話される方がおられます。
「開業を目指して、失敗したらどうしよう」
たしかに、カウンセラー開業は多くの方にとって未知の世界です。
しかし、未知の世界に対して不安ばかりを感じていては何も前に進みません。
では、このような不安が起こるのはなぜでしょうか?
おそらく、その不安の背景には、この2つがあると思います。
「一つも失敗しないで、開業を成功させたい」
「全てのステップで成功だけを重ねたい」
つまり、「完璧主義」「0か100か」という考え方があるわけです。
ご相談を寄せてくださった方に、このようなお話をしますと、ほとんどの方が、「その考え方を失くすにはどうしたらいいのでしょうか?」とおっしゃいます。
そこでもまた「完璧主義」「0か100」という考え方が出てきます。
これは、「完璧主義」「0か100」の考え方を、完璧に消して0にしようとしておられるということです。
では、この考え方を手放していくためにはどうすればいいのでしょうか?
私は、「いろいろな考え方を取り入れて、それらの考え方を臨機応変に活用する」ということをおすすめします。
開業が上手くいっているカウンセラーの先輩方は、「完璧主義」「0か100」の考え方も含め、もっといろいろな考え方を持っています。
そして、カウンセラー開業にあたって、その時々に応じて、適切な考え方を活用されています。
そこで今日のブログは、この「適切な考え方」についてお伝えしたいと思います。
カウンセラー開業が上手くいくカウンセラーの方々は、どのような考え方を活用しているのでしょうか。
それは、この考え方です。
「上手くいかなかったら別のことをやってみる」
この考え方は、米国発祥の心理プログラムNLPで使われる「TOTEモデル(トートモデル)」です。
この考え方には、次のような特徴があります。
・何かやり始めたとき、上手くいかないことがあるのは当然
・上手くいかない状況は、目的に向けて新たな選択が必要な時である
・上手くいかない状況は、上手くいくためのきっかけである
・上手くいない状況のたびに、次の選択と行動を実行すればよい
ですので、この「TOTEモデル」の考え方を活用すれば、たとえ上手くいかないことが起こったとしても不安になることなく、目的に向けて歩みを続けられるのです。
はじめてのカウンセラー開業で、成功だけを積み重ねるなんてまず不可能です。
はじめてのカウンセラー開業で、上手くいかないことがあるのは当然です。
それよりも試行錯誤することを大切にすることが大事なのです。
ちなみに、これはどのような分野においても同じようなことが言えるようです。
そのことが分かる、ある格闘家の名言をご紹介したいと思います。
総合格闘家のミルコ・クロコップさんをご存知でしょうか?
元クロアチアの警察官(それも、対テロリスト特殊部隊に所属)の、とても強い格闘家だった方です。
画像引用ウィキペディア:ミルコ・クロコップさん
日本でも次のような輝かしいタイトルをお持ちです。
PRIDE無差別級グランプリ2006優勝。
RIZIN無差別級グランプリ2016優勝。
そんなミルコ・クロコップさんが、次のような名言をおっしゃっています。
満身創痍じゃない
格闘家はどこにいる?
総合格闘家
ミルコ・クロコップ
満身創痍(まんしんそうい)とは、傷だらけで身体がボロボロの状態を意味する言葉です。
とても強い総合格闘家であるミルコ・クロコップさんも、「どこも怪我をせず、一度も負けもせずに格闘家が強くなることはない」とおっしゃっているのだと思います。
格闘家も、上手くいかず怪我をすることなんて当たり前、だからこそ傷だらけになりながら勝利を手にしていくのでしょう。
私はこの言葉を素晴らしいなと感じました。
この言葉をカウンセラー開業に置き換えると、次のようになると思います。
「試行錯誤しないカウンセラーがどこにいる?」
・上手くいかなかったら別のことをやってみる
・試行錯誤しながら進んでいく
カウンセラー開業を進めるにあたって、ついつい「完璧主義」「0か100か」の考え方により不安になった時には、思い出していただければと思います。
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