心理カウンセラーの藤木ミホです。
「カウンセリンでは何が出来るのか?」
それは、カウンセリング流派によって違います。
もう少し言うと、カウンセリングには、来談者中心療法、認知行動療法、ゲシュタルト療法など様々な流派があり、それぞれ出来ることには違いがあります。
しかしながら、多くのカウンセリング流派に共通する、カウンセリングで出来ることがあります。
今日のブログは、その共通したカウンセリングで出来ることについてお伝えしたいと思います。
どのカウンセリング流派にも、共通してできることは次の点です。
「心の在り方の変容」
カウンセリングにお越しになるクライアントは、最初、外側にある問題に意識が向かっていることがほとんどです。
外側にある問題とは、たとえば、次のような問題です。
・会社に苦手な人がいてつらい
・子どもの問題行動に困っている
・夫がモラハラの発言が多くビクビクしている
・必死で就活しているのに内定が出なくて焦っている
カウンセリングの最初の段階では、クライアントは、「相手がどんなにひどいか」「社会がどんなに冷たいか」などを話題にされます。
しかしカウンセリングが進んでいく中で、ある瞬間から、クライアントは自分の内面に意識を向けだします。
クライアントは、意識の向ける方向が変わることで、自分の心の在り方と外側の問題の関連に気づいていきます。
そして、最終的にクライアントは、自分の心の在り方の変容を体験します。
クライアントは、その体験により、問題が軽減したり解消したりすることもありますし、問題と縁がなくなることもあります。
このようにカウンセリングによって、クライアントは、最初と比べて、ずいぶんと快適な人生を歩んでいかれます。
この快適さは、心の在り方の変容によるものなのです。
ただし、心の在り方の変容の過程は、クライアントごとに違いますし、抱える問題ごとにも違います。
ですので、カウンセラーを目指す方は、心の在り方の変容の具体例をたくさん知っておくことをおすすめします。
心の在り方の変容の具体例を、たくさん知ることができる一冊の漫画をご紹介したいと思います。
その漫画は、安達智(あだちさと)さんの「あおのたつき」です。
漫画の紹介をアマゾンから引用します。
江戸最大の遊廓、新吉原。
生者と死者の情念が渦巻くこの街で、気がつくと見知らぬ神社に迷い込んでいた、売れっ子遊女のあお。
そこは強く霊験のご利益を求める者のみが辿り着くという、浮世と冥土のはざま『鎮守の社』だった…!
社を訪れるのは、美しくも悲しい過去を背負った遊女ばかり。
魂を導き、救うために…宮司の楽丸とともに、あおは彼女たちの人生を紐解いていく——!
つらい人生を生きたために、心にわだかまりを抱えた死者が、主人公らのいる神社にやってきます。
死者が心の在り方の変容を促すために、主人公らは死者の話に耳を傾け、神秘的な力でお祓いを行います。
漫画の作中で、お祓いを終えた登場人物が、心の在り方の変容について語るシーンがあります。
鎮守の力で
世俗を変えること
はできませんが
心の在り方が変われば
世界の見え方が
変わるかもしれません
漫画「あおのたつき」は、心の在り方の変容が描かれた作品です。
このセリフの、「心の在り方が変われば世界の見え方が変わる」というのは、カウンセリングにおいても同じように考えます。
つまり、心の在り方の変容は、カウンセリングの過程でもあり、癒しの過程とも言うことができるのです。
漫画「あおのたつき」には、もう一点、おすすめポイントがあります。
それは、どの物語もすべて、誰かのカウンセリングに立ち会っているような臨場感がある点です。
その点も含めて、カウンセラーを目指す方には、漫画「あおのたつき」をぜひ一度お読みいただければと思います。
さいごに、今日お伝えしたような内容等を含め、カウンセラー・コーチ開業に役立つ情報を無料メルマガで配信しております。
ご興味のある方は、以下よりご登録をお願いいたします。
■無料メールセミナー■
カウンセリング・コーチング起業の基本が無料で学べます!!
カウンセラー・コーチを人生の仕事にする10日間メールセミナー
ご質問等ございましたら
下記フォームよりお気軽にお問合せ下さい。
最後までお読みいただきありがとうございます。