心理カウンセラーの藤木ミホです。
カウンセリングには、いろいろな問題やテーマが寄せられます。
その中の一つに、人間関係のトラブルがあります。
この人間関係のトラブルに対して、次のような誤解をされることがあります。
・カウンセラーがトラブルを仲裁したりする
・カウンセラーがトラブルとなっている人物と交渉する
もちろん、これらはカウンセラーの仕事ではありません。
では、カウンセリングでは、人間関係のトラブルに対して何を行うのでしょうか?
そもそもカウンセリングは、心の世界を見つめる場です。
ですので、カウンセリングではどのような問題に対しても、クライアントの内面を見つめることを行います。
この心の世界、内面の世界を見つめる方法はいろいろとありますが、よく取り上げられるのが、「クライアントの信念(ビリーフ)」です。
信念(ビリーフ)とは、信条、思い込み、前提などと呼ばれることもあります。
この信念(ビリーフ)は、その持ち主の感情、言葉、行動、ふるまいに大きな影響を及ぼします。
たとえば、お茶でも飲み会などに誘うと必ず参加するのですが、いざ参加するとそんなに楽しそうでない方を見たことはありませんか?
その方は、「NOと言ってはいけない」という信念を持っている可能性があります。
「誘いを断ってはいけない」
「NOと言ってはいけない」
というような信念が、反射的に言葉に影響したことにより参加しているだけで、本当は参加したくはなかったのかもしれないのです。
このように、自分がどうしたいかではなく、信念に反射的に従う選択肢で生きることになり、生きづらさが増えいていくことがあります。
さらに厄介なのは、この自分の信念に気づいていない点です。
気づいていないことにより、何度も同じことを繰り返してしまうわけです。
では、この自分の信念をどのように見つけたらいいのでしょうか?
それができるのがカウンセリングの場なのです。
そして、この信念(ビリーフ)は、カウンセリングによって、変えていくことができるのです。
人間関係のトラブルが生じる起因となる信念は、いろいろとあります。
その中から、2つの信念(ビリーフ)をお伝えします。
次の画像をご覧ください。
人間関係のトラブルを経験する方の信念を知るヒントがあります。
他人を
悪人にしなければ
自分が
善人になれない
人間関係でトラブルを経験する方のは信念には、次の2つがよくあります。
・善人でいなければならない
(正しくなければならない)
・人よりも優れていなければならない
私のカウンセリングにお越しになる方で、人間関係のトラブルを度々経験するという方は、いわゆる悪人というわけではありません。
ほとんどが、「善い人」「善くあろうとつとめる人」なのです。
ただ、それに加えて、どこかで「人よりも優れていなければならない」という信念を持っています。
では、このような信念を持つクライアントに、カウンセリングではどのような対応が出来るのでしょうか?
たとえば、この対応が可能です。
「誰かを悪人にしなくても、自分が善くあることができる」
という信念(ビリーフ)に変える
そのほかに、このような対応も可能です。
・自分が善人であるために他人を利用するという「依存のテーマ」を掘り下げていく
・そもそも善人でありたいという衝動はどこから発生するのか掘り下げていく
これからカウンセラーを目指す方には、カウンセリングによく持ち込まれるテーマ、「人間関係のトラブル」についての対応を準備しておくことをおすすめします。
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