心理カウンセラーの藤木ミホです。
「カウンセリングに行くと、心の痛みが軽くなっていく」
というイメージを持っている方が多いと思います。
たしかにその通りなのですが、カウンセリングは、心の痛みを軽くすることだけを目的にしているわけではありません。
カウンセリングでは、
・心の痛みが教えてくれることを受け取る
・心の痛みを資源(リソース)として捉えなおす
なども行ないます。
今日のブログは、そのことについて知ることが出来る、あるマンガの1シーンをご紹介したいと思います。
ご紹介するマンガは、三宅乱丈さんのSF作品「イムリ」です。
「イムリ」とは、民族浄化の憂き目にあっている、ある民族の名です。
この「イムリ」の少女が、「無自覚に自分が皆に対して配慮の足りない言葉を言ったのだ」と気づく場面があります。
心が「チクン」と針で刺されたように痛んだ瞬間、自分の罪に気づき、「あやまらねばな」とつぶやきます。
そんなチムリに対して、年長の女戦士ニコが諭します。
その言葉は、「心の痛み」への対応をするカウンセラーにとっても学びとなります。
画像引用:「イムリ」15巻
こういう時はあやまるよりもわかったことのほうが大切だ
あやまればチムリの胸の痛みはやわらぐかもしれないけれど
そのせいでせっかくわかったことを忘れてしまうイムリも多いんだ
だからオレは痛くても胸の中にあったほうがいいと思っているんだ
そうやってわかったことが胸の中にちゃんとあれば
次にどうすればいいかをその痛みがちゃんと教えてくれるからだ
カウンセリングでは、心の痛みを軽くしたり無くしたりするばかりではありません。
・心の痛みを持ったままでいる
・心の痛みを通してわかったことを大切にする
・この先も心の痛みが教えてくれることを受け取り続ける
などの対応が、心のケアとしてふさわしい場合、そのためのカウンセリングを行うこともあるのです。
つまり、人としての大切なことを見失わないために、心の痛みを資源(リソース)として持っておくという選択肢もあるのです。
今日、ご紹介したマンガ「イムリ」は、全編にカウンセリングに役立つシーンがあります。
これからカウンセラーを目指す方に、マンガ「イムリ」はおすすめです。
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