心理カウンセラーの藤木ミホです。

 

「大きな問題を抱えたクライアントが来たらどうしよう」

 

カウンセラーを目指すとき、誰もが一度はこのような不安を感じると思います。

 

その不安をカウンセリングの訓練過程で感じているだけの場合は、訓練を積み重ねていけば自然と解消されていきます。

 

しかしその不安は、カウンセラー自身が、「そもそも人間が持っている力」を信頼していないために感じているのかもしれません。

 

その力とは、「底力」「逆境を乗り越える力」「逆境をバネにする力」などです。

 

火事場の馬鹿力ではありませんが、ピンチに陥った人間は、もの凄い力を発揮して逆境を乗り越えることがよくあるのです。

 

では、カウンセラーが、人間が持っている力を信頼するためにはどうすればいいのでしょうか?

 

それは、いろいろな人の逆境を乗り越えた話、逆境をバネにした話などにヒントがあります。

 

ネットを検索すると、歴史上の人物、スポーツ選手、芸能人、文化人などの、逆境を跳ね返した話、逆境をバネにした話をいろいろと見つけることができます。

 

その一つとして、今日のブログは、「いつやるか?今でしょ!」で有名な、予備校講師の林修先生の逆境を乗り越えた話をご紹介したいと思います。

 

 

林修先生の「空白の3年間」

 

林修先生と言えば、宝酒造の副社長の息子さんで、東大卒で、人気予備校講師としてテレビに出たり、本が売れたりと、成功した人物と思う方もおられるでしょう。

 

ところがそうではありません。

 

林修先生は、若いころ、1800万円の借金を抱えたどん底体験をしておられるのです。

 

そのどん底の期間を、林修先生は「空白の3年間」と呼んでおられます。

 

大変すぎたせいで、3年間の記憶はほとんどなくしているのです。

 

3年間で記憶にあるのは、「火事にあったこと」「泥棒にはいられたこと」だけなのだそうす。

 

おそらく、よほどのストレスがかかっていたのでしょうね。

 

さて、なぜそのような状態に陥ったのか?

 

林修先生は東大を卒業後、日本長期信用銀行に就職します。

 

しかし、5カ月で退職します。

 

その後、投資顧問会社やIT会社を起業しますが、すべて失敗します。

 

そのうえ、株の取り引きに失敗、ギャンブルに手を出して失敗、大損を出します。

 

その結果、1800万円まで借金が膨らんだそうです。

 

さらに、林修先生の心に大きなストレスになったことがあります。

 

それは、東大の同級生が、官僚やエリートビジネスマンとして活躍しているのに、どん底の自分がなんとか得た職は家庭教師のアルバイトという事実でした。

 

だから最初は、家庭教師のアルバイトが好きになれなかったそうです。

 

また、家庭教師の仕事をする自分が嫌いだったそうです。

 

 

・お金がない心細さ

 

・借金があるしんどさ

 

・エリートという自己像が崩れたショック

 

・失敗続きの自分は駄目な人間かもしれないと思う苦しみ

 

・お金を借りるという立場のみじめさ

 

・1800万円を返済しなければならない重圧

 

・仕事はアルバイトという受け入れがたい現実

 

 

これらが、大きなストレスとしてのしかかったのが、「空白の3年間」というどん底だったのです。

 

しかし、借金を返さねばなりませんから、自暴自棄になることなく、林修先生は、家庭教師のアルバイトを続けます。

 

ところがそこで指導力が評価され、予備校に職を得ることになったのです。

 

その後、予備校の中で努力を重ね、人気講師になり、「いつやるの?今でしょ!」という名セリフを放映した東進ハイスクールのCMが話題になります。

 

その後の林修先生のご活躍は、多くの方が知るところだと思います。

 

1800万円の借金は、40歳ですべて完済されています。

 

林修先生は、記憶がなくなるくらいのストレスがかかった逆境を乗り越え、現在、大成功の人生を送られているのです。

 

このようにどん底を味わった方が、逆境を乗り越え、成功するまでの話を知ることは、人間が誰しも持っている底力の凄さを知ることになります。

 

それによって、カウンセリングの仕事での不安は減っていくのです。

 

なぜなら、大きな問題に苦しむクライアントには、そうは見えなくても、必ず底力が備わっているからです。

 

 

マイナスからは生まれます!

 

林修先生の本の帯の言葉にご注目ください。

 

ゼロからは何も生まれない!

 

マイナスからは生まれます!

 

という言葉がありますよね。

 

 

カウンセリングで、マイナス状態のクライアントにお目にかかった時、カウンセラーが思い出すとよい言葉だと思います。

 

カウンセラーは、マイナスから何かが生まれる手伝いを行っていく仕事です。

 

 

「大きな問題を抱えた人が来たらどうしよう」

 

このような不安を感じるカウンセラーを目指す方は、ぜひ、逆境を跳ね返した話、逆境をバネにした話に、たくさん触れていただければと思います。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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