心理カウンセラーの藤木ミホです。
「自分の仕事にやりがいを感じたい」
このように思う方は多いと思います。
たとえば、パン屋さんを営む方なら、
「地域の皆さんに美味しいパンを食べてもらうことが喜びだ」
「お客様の美味しいという笑顔を見るのがやりがいだ」
というような方は多いと思います。
では、カウンセラーという仕事にはどのようなやりがいがあるのでしょうか?
クライアントの幸せ?
クライアントの笑顔?
クライアントからの感謝?
カウンセリングの仕事について全く知らない方からすれば、カウンセラーはこのようなやりがいを感じて仕事をしていると思われるかもしれません。
しかし、カウンセラーは、クライアントの幸せや、クライアントからの感謝をやりがいにして仕事はしません。
今日のブログは、その理由についてお伝えしたいと思います。
カウンセラーという仕事には、次のような約束事があります。
・カウンセラーはクライアントが幸せになる姿をやりがいにしない
・カウンセラーはクライアントが回復する姿を喜びにしない
なぜこのような約束事があるのでしょうか?
まず、クライアントは、「カウンセラーにやりがいや喜びを与えるために問題を抱えて苦しんでいるのではない」という理由からです。
また、「クライアントが、カウンセラーに心理的満足を与える側に立ってしまうと、問題が放置されるどころか、さらなる問題が生じる」という理由からです。
このあたりは、ほかの多くの仕事と、カウンセラーの仕事の大きな違いになると思います。
ここまでお伝えしてきたように、カウンセラーは、クライアントの幸せや、クライアントの回復を喜びにして仕事をしていません。
では、カウンセラーはどんな心の状態で仕事をすればいいのでしょうか?
それは、「ノージャッジメント」です。
ノージャッジメントは、「無批判」と訳されていることがよくあります。
クライアントの幸せや回復に、やりがいや喜びを感じるということは、
・幸せになるのは良いことだ
・回復するのは良いことだ
というジャッジ(批判)が、カウンセラーにあるということです。
また、仕事の結果にやりがいや喜びを感じることは素晴らしいこと、というようなジャッジがあるのかもしれません。
世間一般の方々にとっては、幸せになることも回復することも、きっと良いことでしょうし、仕事にやりがいや喜びを感じることも良いことでしょう。
しかし、カウンセラーは、「良い、悪い」のジャッジを手放して仕事をします。
ですので、これからカウンセラーを目指す方には、ノージャッジメントの状態を大切に仕事をしていただければと思います。
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