心理カウンセラーの藤木ミホです。

 

カウンセリングでは、「過去を振り返る」ことがあります。

 

ですので、カウンセリングの講座では、過去を見つめるためのカウンセリング技術をいくつか学ぶことが多いと思います。

 

ただ、クライアントの中には、過去を振り返ることに対して誤解をしている方もおられます。

 

過去を振り返るとは、

 

・思い出して嫌な気分になるだけだ

 

・失敗を掘り出して自分を責める作業をすることだ

 

というような誤解です。

 

しかし、カウンセリングでは、あることに取り組むことで、嫌な過去、失敗した過去の印象は変わってきます。

 

 

嫌な過去を宝に変える

 

カウンセリングで過去と向き合うとき行うことは、「過去から学ぶ」という取り組みです。

 

嫌な思い出や失敗したと思っている体験を、カウンセリングで見つめていくと、そこから学ぶということができます。

 

実は、失敗したと思っていることや、上手くいかなかったと思っていることは、学びの宝庫なのです。

 

私が会社勤めをしていた時代の職場の先輩に、「大学受験に失敗した」という体験を持つ方がおられました。

 

勉強量の不足で志望大学に落ちたのではありません。

 

そもそも地方から上京し、試験の前日に宿泊までして臨んだ受験でした。

 

しかし、上京を聞きつけた同郷の友人に、前祝だと居酒屋で大酒を振舞われ、断り切れず深夜まで飲酒をしたところ、試験当日の朝に起きられなかったというのです。

 

その当時の先輩の家庭は、お父さんの事業が人手に渡り、一家がお金に困っていた時期だったそうです。

 

帰宅して、ご両親に謝ると、お父さんはただ落胆し、お母さんは泣きながら怒ったけれど、一年間の浪人を許してくれたそうです。

 

 

その先輩は、この体験から、

 

・付き合う人は選ぶこと

 

・「ノーサンキュー」をしっかり伝えること

 

・自分の目標を見失わず、目標をしっかりと見据えた選択をするべき時があること

 

この3点を学んだそうです。

 

先輩は、この学びにより、自分の考え方と行動を変えていったのです。

 

 

このように過去から学ぶことで、嫌な過去、失敗した過去は徐々に薄れていきます。

 

そして、過去からの学びにより、考え方と行動が変わることは、その人の現在を変え、ひいては未来がよりよく変わっていきます。

 

失敗したと思っていることや上手くいかなかったと思っている過去を題材に、自分を責めても、嫌な気分はなくなりません。

 

繰り返しになりますが、失敗したと思っていることや、上手くいかなかったと思っていることは、学びの宝庫です。

 

つまり、失敗したと思っていることや、上手くいかなかったと思っていることを、どんどん宝(資源・リソース)に変えていくことができる力を秘めているのがカウンセリングなのです。

 

 

過去に学ぶ

 

次の画像は、あるお寺の掲示板の言葉です。

 

 

過去にまなび

 

今を生きる

 

現在の自分が

 

未来をつくる

 

カウンセリングのことを言っているような言葉ですね。

 

嫌な気分になる過去を持ったまま、今を生きると、未来も嫌な過去を抱えた日々になりがちです。

 

それよりも、嫌な過去、失敗した過去から学び、それらを宝に変えていくほうを選んでいただけたらと、私はカウンセラーとしていつも思っています。

 

ですので、カウンセラーを目指す方には、過去から学ぶためのカウンセリング技術をしっかりと習得していただけたらと思います。

 

 

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