心理カウンセラーの藤木ミホです。
「カウンセリングとは、どのくらいの期間が必要になるんだろう?」
カウンセリングを目指す多くの方が、疑問に思ったことがあると思います。
しかし、カウンセリングは、「何回かかります。」「何か月かかります。」と簡単には言えないものです。
なぜなら、クライアントの抱える問題は、クライアントそれぞれに違うからです。
また、カウンセリング手法もいろいろですし、カウンセリングを受けるペースもいろいろだからです。
そして、クライアントの健康状態や、クライアントのおかれた環境もいろいろだからです。
そのようなことから、カウンセリングにかかる期間については、簡単に言えるものではないのです。
しかし、これからカウンセラーを目指す方は、「そうは言っても、何か目安はないのかな?」と考えてしまうと思います。
そこで今日のブログは、カウンセリング界で言われている、「カウンセリングに必要な期間の目安」についてお伝えしたいと思います。
カウンセリング界で言われている、カウンセリングに必要な期間の目安は簡単です。
「クライアントが悩んできた期間の2倍」
これが目安になるのです。
たとえば、人間関係に1か月悩んでいるなら、カウンセリングの期間は2か月です。
不眠に1年悩んでいるなら、カウンセリングの期間は2年です。
親子関係に5年悩んでいるなら、カウンセリングの期間は10年必要になるということです。
つまり、問題の放置期間によっては、長期間のカウンセリングが必要になることがあるのです。
もちろん、あくまで目安の話ですが、この目安を知ると、クライアントには出来るだけ早いうちにカウンセリングにお越しいただきたいものですね。
次に、カウンセラーを目指す方が気になるであろうことをもう一つお伝えします。
それは、「早く結果を出したい」と焦っている感じのクライアントが来たときの対応です。
そんな時、カウンセラーとしては、早く望ましい状態をクライアントに手にしていただけたらと思うものです。
しかし、カウンセリングにかかる必要な時間を、適当に端折るわけにはいきません。
ですので、クライアントの焦りに巻き込まれることなく、次のようにお伝えすることが大切です。
「病気や怪我の治癒と同じで、カウンセリングにも必要な時間がある。」
「そして、それは人間の意志だけで決められるわけではない」
それでも、「早く早く!」「速く速く!」と焦るクライアントがお越しになったときには、思い出しいただきたいことがあります。
それは、「早く早く!」「速く速く!」と焦るクライアントは、神経症を抱えておられるかもしれないということです。
神経症について、「Oxford Languages」から引用します。
心因によって起こる精神障害。
不合理だとわかっていながら現れる強い不安や強迫観念・抑鬱・ヒステリーなど種々の症状のため自分自身が苦しむ。
ノイローゼ。
精神神経症。
もちろん、「早く早く!」「速く速く!」と焦るクライアントが、みな神経症だというわけではありません。
しかし、そのような傾向を持っているのは間違いありません。
神経症的傾向を持つ方は、「すぐ良くなる」「すぐ結果が出る」「スパッと治る」などを強く期待され、焦りでいっぱいのことがよくあります。
そんな時こそ、カウンセラーは、クライアントの焦りに巻き込まれないようにしなければいけません。
そして、「カウンセリングには、そのクライアントにとって必要な時間がかかるもの。」ということを、しっかりとお伝えしていくことが大切なのです。
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