大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。
私の開催するカウンセリング講座で、
「人間関係のカウンセリングでは、仲が良いかどうかという点をクライアントに確認すればいいのですか?」
というご質問をいただいたことがあります。
カウンセラーは、「仲が良いかどうか」という表面的なことには、あまり意識を向けません。
それよりも、クライアントに確認する点があります。
その人間関係において、
・お互いにどのような「かかわり」をしているのか
・お互いにどのような「つながり」があるのか
などを確認していくのです。
仲が良いからといって、問題がないわけではありません。
また、仲が悪くても、強いつながりができていることもあります。
仲が良いように見えていても、人間関係を良好にするために、片方が犠牲的にふるまってくるケースもあります。
仲が悪くて、お互い悪口を言い合っているのは、相手をものすごく気にしているからということもあります。
人間関係には、このような様々なケースがあります。
ですので、カウンセラーは、その人間関係においての「かかわり・つながり」という点を確認していくのです。
人間関係、つまり人間同士のかかわりやつながりを考えるにあたって、
「順縁(じゅんえん)/逆縁(ぎゃくえん)」
という仏教用語の考え方が役に立ちます。
順縁とは、素直に仏様とご縁を結ぶことを言います。
順縁の順は、素直という意味です。
逆縁は、仏の教えを聞いても大切にすることなく、それどころか、わざと教えを破ったりしているうちに、逆に仏様と強い縁を結ぶことになることを言います。
この逆縁と順延を、カウンセリングに寄せられる親子関係という人間関係で例えてみます。
【順縁】
子どもが素直に親からの愛情を受け取ってすくすく育ち、親子のつながりもすくすく育つ。
【逆縁】
親に反抗ばかりしてきた子どもが、ある日、親の大きな愛に気が付き親孝行になり、結果的に親子のつながりが強固になる。
順縁の親子は、親子関係にしっかりとしたつながりが存在します。
ただ、仲が悪く見える逆縁の親子関係にも、かかわりもつながりも存在します。
子どもが親に反抗するのも、「反抗する」「反抗に対応する」というかかわりとつながりがあるのです。
場合によっては、順縁より逆縁のほうが強い繋がりが生じていることもあります。
いずれにせよ、順縁でも、逆縁でも、そこに人間同士のかかわりやつながりがあるということです。
このように、人間関係のカウンセリングでは、仲が良いとか仲が悪いとか、表面的な部分にはほとんど意識を向けません。
仲が良いのも、仲が悪いのも、そこにある「かかわり」や「つながり」のほうが、カウンセリングの進行にあたって大切なことが多いのです。
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