大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。
今日の記事は、あるお寺の掲示板に書かれていたメッセージから、カウンセリングのヒントを一つご紹介します。
自己の
救済者は
自分の
内にある
衆生本来佛なり
(しゅじょうほんらいほとけなり)
世の中の多くの方は、カウンセリングについて誤解した考えを持っています。
その考えとは、カウンセラーがクライアントを助けるのがカウンセリングだというものです。
カウンセラーの仕事は、主にクライアント自身が問題や悩みを越えていくための力を取り戻していく過程を援助します。
そのカウンセラーの仕事の一つに、
「クライアントの心の中に、クライアントを助ける人格を育む」
という援助があります。
それは、先ほどのお寺掲示板の言葉を借りると、
「クライアントが、自分自身の救済者を心の中に育むことの手伝い」
と言えます。
この自分自身の救済者のことを、心理学、カウンセリングの世界の用語で「内的自己救済者」と言います。
内的自己救済者は、そもそも「Inner Self Helper(インナー・セルフ・ヘルパー)」という英語の日本語訳です。
略して「ISH(イッシュ)」と習ったという方もおられると思います。
内的自己救済者とは、1970年代に、多重人格の治療の世界から発表された言葉です。
現在、医療の世界では多重人格とは言わず、解離性同一性障害と呼ばれます。
解離性同一性障害とは、その人の中に複数の人格が現れる状態のことです。
ある人格が現れているときには、別の人格についての記憶がないことが多く、生活面で様々な支障が生じます。
こうした治療のために、内的自己救済者を育てます。
しかし、解離性同一性障害でなくても、内的自己救済者を育てる方法は、民間カウンセラーの引き受ける案件でも活用できるのです。
カウンセラーは、その訓練課程で、自分の内に自分をケアするヘルパーを育てていきます。
その応用として、カウンセリングで、クライアントが内的自己救済者を育てる援助もできるようになるのです。
「自己の救済者は自分の内にある」
これからカウンセラーを目指す方には、ぜひ内的自己救済者を育てる方法を訓練していただければと思います。
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