大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。
カウンセリング開業に向けては、病気や症状について学ぶ必要があります。
しかし、難しい教科書を読み続けるのは退屈だという方もおられるでしょう。
そんな時に、私は、病気や症状を抱える当事者が書いた本やマンガを読むことをおすすめしています。
ただ、民間カウンセラーのもとには、病気や症状を抱える当事者よりも、その方を支えるご家族や周りの人々がお越しになる事が多いものです。
その意味で本やマンガを選ぶときには、病気や症状を抱える方とともに生きる方の体験記も役にたちます。
今日は、そんな本を2冊ご紹介したいと思います。
松本ハウスと聞いて、「あっ！」となる方は、お笑い好きな方だと思います。
かつてテレビで大人気でしたから、松本ハウスのネタを覚えておられる方も多いでしょう。
しかし、ある時からパタリとテレビに出演されなくなりました。
ハウス加賀谷さんの統合失調症により、お笑い活動ができなくなったのです。
本の内容をアマゾンから引用しますね。
人気絶頂の最中、突然芸能界から姿を消した一人の芸人--。
「タモリのボキャブラ天国」「進め! 電波少年インターナショナル」など人気番組にレギュラー出演していたお笑いコンビ「松本ハウス」は、ハウス加賀谷の統合失調症悪化により、1999年活動休止。
その後入院生活を経て症状を劇的に改善させた加賀谷は、10年ぶりの芸人復帰を決意する。
相方・松本キックの視点を交えながらコンビ復活までの軌跡が綴られる、感動の一冊。
ハウス加賀谷さんの統合失調症が発症したのは、10代の半ばです。
そこから芸人になり、人気者になり、そして症状悪化による活動休止、そして復活までが綴られています。
これからカウンセラーを目指す方には、「統合失調症とは？」「統合失調症を抱えて進む人生とは？」という点を読んでいただきたいと思います。
2冊目にご紹介するのは、こちらです。
こちらの本は、ハウス加賀谷さんの相方である松本キックさんの著書です。
アマゾンから本の内容を引用しますね。
できなくなったことも多いけど、できることを見つければいい。
病による活動休止から10年を経ての復帰。
でも、現実はそんなに簡単ではなかった。
“相方"への想いが胸を打つ、感動ノンフィクション。大きな反響を呼んだ『統合失調症がやってきた』その後の物語。
絶対に、絶対に、僕は芸人に戻るんだ。
ハウス加賀谷の統合失調症のため、活動休止した「松本ハウス」。
10年の沈黙を経ての復活ライブは大きな笑いに包まれ、松本ハウスの時計は再び動き始めた。
しかし、かつてできたことができない自分を加賀谷は責め、そんな相方をなんとかしようと松本は焦り、コンビはぎくしゃくしていく。
苦しんで悩んで、焦って涙した
6年で辿り着いた答えとは――。
こちらの本は、統合失調症を抱える相方と活動を続ける松本キックさんの体験が綴られています。
芸人のコンビとは、家族とはまた違った、濃厚な結びつきのある関係です。
ともに笑いをつくる仕事をするとは、「ともに生きる」と決断したということです。
その松本キックさんの体験を読むことは、病気や症状を抱える当事者とともに生きるご家族や周りの人々へのカウンセリングをする時に必ず役にたつことと思います。
今日は2冊の本をご紹介しました。
教科書を読むのがつらい時、教科書を越えた学習がしたい時、ぜひ手に取っていただけたらと思います。
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