大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。

 

カウンセリングの講座には、通り一遍の内容が学べる講座と、「そこからが知りたい!!」という内容を学べる講座があります。

 

もちろん将来カウンセラーを目指す方は、「そこからが知りたい!!」という内容を学べる講座を選ぶことをおすすめします。

 

ただ、それぞれの講座の違いを分かりにくいと思われる方もおられるでしょう。

 

今日の記事は、その違いを例を挙げてお伝えしたいと思います。

 

 

カウンセリングの講座に通うと、

 

・共感をもって話を聴く

 

・理解をしめしながら話を聴く

 

ということを学びます。

 

 

しかしながら、カウンセリングの現場では、共感も理解もできないような話をされるクライアントもお越しになります。

 

そんなクライアントに対応するためには、その対応法を知らなければお手上げになることもあります。

 

実際にこうした戸惑いから頭を打つ経験をされた、あるカウンセラーがおられます。

 

そのカウンセラーのお話をご紹介したいと思います。

 

 

頭を打ったカウンセラーの話

 

私は、ある日、Aさんというカウンセラーと知人を介して知り合いました。

 

Aさんは、ビジネスマンでした。


そしてAさんは、仕事の休みを利用して、ボランティアカウンセラーとしても活動していました。

 

ボランティアの内容は、Aさんが住んでいる街の市民からの、様々な困り事の相談を受けるというものです。

 

Aさんは、カウンセリング講座を経て、人生初のボランティア活動をはじめました。

 

活動をはじめたAさんは、カウンセリング講座で学んだことが通じず、頭を悩ませることになります。

 

ついにある日、ボランティアカウンセラーを辞めようかと思うことが起こりました。

 

そんなAさんの当時の状況をかいつまんでお伝えすると次の通りです。

 

・カウンセリング教室で、共感を持って、理解を示しながら話を聴くよう学んだ

 

・しかし、共感も理解もできないような相談内容が多数寄せられた

 

・つい意見したところ、相談にいらしたクライアントが怒り出した

 

・学んだ事が通用せず、しんどい思いをするだけなのでボランティア辞めたくなった

 


いったいAさんは、クライアントから寄せられたら、共感も理解もできない相談内容とは何だったのでしょうか?

 

その相談内容とは、Aさん曰く、「メチャクチャぶっ飛んだ内容」だったそうです。

 

Aさんは、守秘義務があるからと、そのぶっ飛んだ内容を、例えばこんな感じと話をしてくれました。

 

 

相談に来たクライアントが、例えば100万円のメール詐欺の被害にあったとするね。

 

そのクライアントは、詐欺にあっているのにも関わらず、

 

「メールを送ってくれる人に、さらに500万円あげて助けてあげたい。」

 

「メールを送ってくれる人に、直接会って励ましてお金を渡したい。」

 

「メールを送ってくれる人と、どうやったら直接出会えるのでしょうか?」

 

こんな相談が来るんですよ。

 

 

Aさんの話を聞いたものは皆、「たしかにぶっ飛んだ内容だ。」と深く共感しました。

 

Aさんは、「そのメールは、詐欺ですよ。ひっかかってはいけませんよ。」など、思わず意見したそうです。

 

すると、相談に来たクライアントが

 

「どうやったら会えるか相談してるんや!」

 

「詐欺なんかとは違う!」

 

「相手は困ってるねんで!」

 

と顔を真っ赤にして怒り出し、上司を出せと大きな騒ぎになったそうです。

 

何度かこうした事が起こり、Aさんは、

 

「もうボランティアカウンセラー辞めたい・・・」

 

「学んだ事が通用しない・・・」

 

「共感的に話を聴き続けたら、相手に気づきが起こるって習ったのに・・・」

 

と、そんなことばかりを考えるようになったそうです。

 

つまりAさんは、冒頭でお伝えした、通り一遍の内容だけを学ぶ講座に通ったということです。

 

 

そこからが知りたい!!

 

この記事の最初にお伝えした通り、カウンセリング講座には、


通り一遍の内容が学べる講座と、


「そこからが知りたい!!」という内容を学べる講座


があります。

 

後者の講座では、Aさんのケースの場合、どのようにお話を聴けばいいのかが学べます。

 

要するに、後者の講座では、

 

「共感できない、理解できない話を聴くにはどうすればいいのか?」

 

という内容を、いくつも実習していくのです。

 

そして、カウンセリングの原則を大事にしながら、臨機応変に、そして創造的にカウンセリングの現場で仕事できる自分づくりを行っていきます。

 

そうすることで、カウンセリングの現場でも、滅多なことで困らなくなるのです。

 

ですので、これからカウンセラーを目指す方は、「そこからが知りたい!!」という内容を学べる講座を選択し、自ら体験的に学んでいただけたらと思います。

 

 

ちなみにAさんは、諸先輩、ボランティア団体の職員さんたちに励まされながら、さらに実践的なカウンセリングを学び直し、無事1年の契約を満了されました。

 

そして、現在のAさんは、経験豊富なカウンセラーとしてご活動されておられます。

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

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