大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。
コーチングは、クライアントの目標達成をサポートするものと思われている方が非常に多いです。
もちろん、間違いではないのですが、コーチングは目標達成するために行うだけではありません。
なぜなら、クライアントの持つ目標の裏に、クライアントの痛みが見え隠れする事があるからです。
例をあげます。
次のイラストをご覧ください。
◆無視された子の目的設定
このイラストでは、子ども時代に無視された経験がある方が、
周囲から注目を受けたいがために、衝動的、反社会的な行動をとる事もある
とありますね。
でも子ども時代に無視された方、全員がそうなるわけではありません。
そういう方もおられるという程度でご覧ください。
それよりも、幼い頃に無視された方は、承認欲求を満たす目標や、人から認められる目標を持ちやすいのです。
そこに注目してください。
たとえば、次のような感じです。
【出来事】幼い頃無視された
↓
【欲求不満】承認欲求が満たされない
↓
【新たな欲求】人から認められたい
↓
【目標設定】承認欲求を満たす目標や、人から認められる目標を持つ
コーチングにおいて、一見そうとは分かりにくいですが、目標の裏に承認欲求を満たす欲求や、人から認められる欲求を持つクライアントがおられます。
このようなケースもあるので、コーチは、クライアントの目標の裏に何かが隠れていないかを見ることも必要です。
そして、もし目標の裏に承認欲求などが隠れているようであれば、クライアントが幼い頃無視されたという痛みを抱えている可能性を思い出す事が大切です。
子ども時代の出来事のせいで、承認欲求を満たす目標や、人から認められる目標を持ち、その目標が達成されても、クライアントは一時的な喜びを感じるだけです。
子ども時代の出来事による痛みが解消されていないと、承認欲求を満たそうと、次々と目標に駆り立てられるクライアントもおられるのです。
コーチとしては、何度もコーチングを利用してもらえて有難い話ですが、それはクライアントに対する真の援助ではありません。
そもそも、子ども時代の出来事の痛みから生じる目標は、その方が本当に欲しい未来をつくりません。
では、コーチは何をする必要があるのでしょうか?
それは、「子ども時代の痛みの解消」です。
要するにカウンセリングを行うという事です。
痛みが解消されると、クライアントは、承認欲求を満たす目標や、人から認められる目標を持つ事はありません。
それによって、クライアントは、人生で本当に達成したいと思える目標に向かう事ができるのです。
また、欲求不満を抱える自分が辛くなる事もなくなります。
承認欲求を満たすために、
・カウンセラーになる
・コーチになる
という目標をお持ちの方がおられます。
カウンセラーやコーチになり、何か人の役に立ちたいという目標の裏に、満たされない承認欲求や人から認められたいという思いが隠れていることがあるのです。
つまり、何か人の役に立つことで、自分の承認欲求を満たしたり、人から認められようとするのです。
厄介なのは、そのことに自覚がないことです。
もしも承認欲求を隠しながら、カウンセラー、コーチになっても、仕事が上手くいく事はありません。
ですので、カウンセラーやコーチを仕事にされる目標をお持ちの方は、この目標は、
「子ども時代の出来事の痛みからもたらされたものではないか?」
という掘り下げもしておくことをおすすめします。
その後に、カウンセラー、コーチへの道に向けて本格的に活動していくとスムーズに進めますよ。
さいごに、クライアントの持つ目標の裏に、クライアントの痛みが見え隠れする事がある時、コーチング技術だけではどうにもならない事があります。
ぜひコーチの方にも、カウンセリングの技術を持っていただけたらと思います。
私は、コーチこそカウンセリングの勉強が必要だと考えております。
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