大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。

 

先日、このブログで、「絞首台の微笑み」について書きました。

 

「絞首台の微笑み」とは、「絞首台の笑い」とも呼ばれる心理学用語です。

※先日の記事につきましては、この記事の最後にリンクをご用意しています。

 

クライアントが自身の辛い体験を語る時、「ニヤリ」といった感じで笑う現象を、「絞首台の微笑み」と言うのです。

 

 

先日のブログでは、絞首台の微笑みについて、次の2つのようにお伝えしました。

 

クライアントの快感回路のマヒ。

 

自分を罰する事の満足感。

 

しかし、絞首台の微笑みが起こる理由は、その他にもあります。

 

 

〇ファミリーコンステレーションではどう考えるか

 

私は、個人セッション、グループカウンセリングの場で、「ファミリーコンステレーション」という手法を用いることが多いです。

 

ファミリーコンステレーションとは、カトリックの神父でもあったドイツ人心理療法家「バート・ヘリンガー氏」が確立した家族療法の一種です。

 

 

ファミリーコンステレーションも他の手法と同じく、何が起きたか、現状などについて、クライアントから伺います。

 

その中でクライアントが、ニヤリと「絞首台の微笑み」を浮かべる瞬間があります。

 

辛い話をしているにも関わらずです。

 

 

微笑みが浮かぶ時、クライアントは問題の核心の部分を話しています。

 

例えば、

 

 

◆繰り返し受験に失敗をして浪人をしている。

 

◆泥棒に入られた。

 

◆結婚の約束をした相手に裏切られた。

 

◆思い病気にかかった。

 

◆家庭内暴力から離婚に至った。

 

 

などが挙げられます。

 

辛いのに、なぜ微笑むのでしょうか?

 

ファミリーコンステレーションでも、その辛い体験が快状態だからと解釈します。

 

「満足の微笑み」です。

 

 

〇過去に生きた誰かとの同一化
 

ファミリーコンステレーションでは、

 

辛い状態に苛まれるクライアントは、過去に生きた誰かの人生と同一化しているのでは?

 

と考えて問題を見つめる事があります。

 

 

例えば、クライアントが、何度も結婚と離婚を繰り返し、絶望していたとします。

 

しかし、その経緯を話す時に、ニヤリと微笑んだとします。

 

その場合、ファミリーコンステレーションでは、同じように結婚と離婚を繰り返した人物が家族や家系にいないかを確認します。

 

クライアントが、無意識的に、結婚と離婚を繰り返した人物と同一化し、似た人生を歩んでいる事があるのです。

 

そして、その時、誰かと同じような人生を歩むことで、「満足の微笑み」を浮かべるのです。

 

これが、「絞首台の微笑み」です。

 

過酷な運命を生きた、過去の誰かと、自分は同じように強いんだという満足でもあります。

 

ファミリーコンステレーションでは、この同一化をやめて、自分の人生を生きるように促進していきます。

 

 

カウンセリングで、クライアントが微笑む瞬間があります。

 

痛ましい事、辛い事、しんどい事、過酷な人生の話にそぐわない微笑みは、カウンセリングの大きなヒントになります。

 

「絞首台の微笑み」に気付くように、観察力をつけていく事が大切です。

 

 

こちらの記事も、ぜひお読みいただければと思います。

【絞首台の微笑み】クライアントは笑いながら不幸話をする

 

 

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最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

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