大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。
時々、クライアントが次のようにおっしゃる事があります。
「カウンセリングって、予約の一週間前くらいから始まってますよね。」
「予約の一週間くらい前になると、色々思い出したり、体に変調がありますよね。」
そうなんです。
カウンセリングは、カウンセリングを受けている時間だけがカウンセリングではありません。
予約の一週間くらい前から、色々心が動き出します。
それに伴って、身体感覚の不調や好調を感じる方もおられます。
さらにカウンセリングを受けたあとも、ジワジワとその効果が進行します。
クライアント自身も気づかないくらいジワジワと進行する事もあります。
だからカウンセリングの料金は、高いようで意外にそうでもないんですね。
〇雑談の中のヒント
カウンセリングの入り口では、お茶を入れたり、雑談をしたりすることが多いです。
カウンセリングの質問というより、最近の出来事など、他愛もないやり取りです。
ところが、この雑談があなどれないのです。
問題解決のヒントが、よくこの雑談の中に紛れています。
ですから、カウンセラーは、この雑談の時間も気を抜くことなく仕事をしています。
例えば、衝撃的な体験をし、実は大きなトラウマを抱えているという方は、とても楽しそうに次のような話をされます。
◆ジェットコースターが大好きです。
◆ジェットコースターに乗る時は、一番前に乗るんです。
◆蕎麦屋の唐辛子は、テーブルにある分全部かけて、真っ赤にして食べます。
◆辛いものが大好きなんです。いつでも最高の辛さで注文します。
◆一言きつく言ってやったら、喧嘩になって。
◆あわてて周りが止めに入ったんですけどね。
こうした事を、クライアントは、ただ楽しい近況として語ります。
しかし、近況は、お持ちになったテーマの解決に関わってくるのです。
〇極限状態を味わった方は、極端に走る。
先ほどのクライアントの例では、
◆ジェットコースター(刺激的な乗り物)
◆極端に辛い食べ物
◆刺激的な人間関係
を挙げました。
こうした状態をカウンセラーは、次のように認識します。
「極端な思考、志向、嗜好、極端な行動がみられる。」
前項でもお伝えした通り、このような状態を好むクライアントは、「衝撃的な出来事」「極限状態」を体験した過去がある可能性があるのです。
極限状態を生き延びたとは、その方の恐怖感などのメーターが振り切れた事を意味します。
自分に起きている出来事、恐怖感をまともに受け入れると、精神が壊れる可能性があります。
この時に、人間は自分の感覚を「麻痺」させる事で、なんとかやり過ごします。
その結果、その出来事以降、心の「麻痺」が残り、ちょっとした刺激では何も感じないという事が起こります。
そして、何かを感じたい時に、極端な刺激を求めるようになるのです。
例えば、舌が痺れるくらいの激辛鍋を食べた後、上品な味の京料理を出されても、ほとんど味がわからないでしょう。
味を感じたかったら、極端な味付けを求めるしかなくなるのです。
〇カウンセリングの不思議
カウンセリングの仕事をしていて、不思議だなと思う事の一つが、クライアントの雑談とカウンセリングの内容がつながっている点です。
ジェットコースターや、激辛料理、人との争いといった、カウンセリングとは直接関係ない話が、カウンセリングが進行する中で、非常に重要になってくる瞬間があるのです。
ですから、カウンセラー志望の方に次の事を心得ていただけたらなと思います。
問合せのメール、予約のメール、予約の電話。
これらの中で、すでにそこから問題解決のヒントをクライアントが、無意識に発してる事があるのです。
クライアントは、問題を抱えながら、カウンセラーと接触するにあたって、様々なヒントを出してくれています。
カウンセラー志望の方には、ぜひ、そのヒントを見逃さず、受け取っていく感性を育てていくことをおすすめします。
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