大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。
カウンセリングには、人間関係に疲れた方も多くお越しになります。
学校や職場で、学業や仕事に淡々と取り組んでいるだけなのに、まわりに高圧的な人や、いじってくる人がいて困るという相談が主です。
高圧的な人だけでなく、まわりに次のような方もいるそうです。
・自慢してくる人
・持物、服装、趣味などをからかってくる人
・上から目線でものを言う人
・命令口調の人
・家族を侮辱してくる人
今日は、こうした現象にカウンセリングでどう対応するかよりも、どうして相手が高圧的なのか?を主にお伝えします。
〇人を見下す人の心の中
人を見下す人々に対して、「暇なのか!?」と思う方もおられるでしょう。
これ、暇だからじゃないんですね。
人を見下す事によって「優越感」だけを感じたい人なのです。
それも鬼気迫る勢いでです。
「優越感を感じたいなら、学業、仕事などにおいて、優秀であるようにそれ相応の努力をすればいいじゃないか。」
と思われるかもしれません。
でも、努力して優秀な結果が出なければ、優越感を感じる事はできず、逆に「劣等感」でいっぱいになります。
劣等感を感じずに、優越感だけを感じたい人が、「人を見下す」のです。
〇優越感だけを感じたい人の心の中
ここでファミリーコンステレーションの、バート・ヘリンガー氏の言葉を引用したいと思います。
「優越感とは、自分自身が重要であるという認識が退化した形です。」
つまり、優越感を感じたい人は、自己重要感が低いという事です。
自分自身が重要であるという感覚が、常に欠落しているので、「自己重要感」を感じたいという、切実な思いがあるのです。
学業や仕事でパッとしないと、ますます「自己重要感」を感じる事ができません。
そこで、誰かを見下す事で「優越感」を感じ、それを「自己重要感」の代わりにしているのですね。
〇心の世界の原則
以上のような話をすると、
「でも見下してくる人って、態度はデカいし、尊大で、いい気になっている雰囲気がしていて、自己重要感が低いなんて思えないです。」
と思う方もいるようです。
ここで心の世界の原則を一つお伝えします。
◆表層で起きている事と、深層で起きている事は違う。
その人の表面的に見て取れる事と、その人の心の奥で起きている事は、違うのだという事です。
自信満々に振舞う人や、自分はどんなに強くて逞しいかをワザワザいう人は、大抵心の奥では、自己重要感や自己信頼感が小さい状態なのです。
因みに、こうした人を見下す人に絡まれやすいという方が、カウンセリングにお越しになったら、
「優越感を感じたい人のために、サンドバックとして自分を差し出す」
というテーマを解消するカウンセリングを行います。
学校や職場で人に対して嫌がらせをし、人間関係が上手くいかなくなったという方からの相談はほぼありません。
つまり、加害者側からの相談はないということです。
カウンセリングが早急に必要なのは、本当は加害者側の方なのです。
優越感を醸している方をみかけたら、自己重要感が薄いのかもしれないと、今日の記事を思い出していただけたらと思います。
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