大阪イチやさしいNLP教室のNLPトレーナーの藤木ミホです。
カウンセラーとして独立開業した方が、初期時点で恐れる事が2点あります。
何だと思われますか?
◆結果がすぐ出なかったらどうしよう。
◆余計にひどい状態になったらどうしよう。
この2つの想像です。
昔、テレビを見ていたら、ベテラン美容師さんが仕事の中の恐れについて語っていらっしゃいました。
それは、「おすすめした化粧品やヘアケア商品のせいで、お客さんのお肌が荒れたらどうしよう。」というものでした。
やはりどの仕事でも、色んな恐れが頭をよぎるのですね。
〇他のカウンセラーは、どうしているのか?
この恐れがない方も勿論たくさんいらっしゃいます。
そうした開業カウンセラーは、カウンセリング教室で学んだ事をしっかり自分のものにしている方です。
◆問題(症状)の改善には、時間的遅延が起こることが多い。
◆問題(症状)は、改善する際に一時的に悪化する事が多い。
この2点は、カウンセリング教室で教わります。
これを知っていれば、無駄な恐れは生まれません。
当たり前だと、腹を括る事が出来るのです。
また、こうした当たり前について、クライアントに事前にお伝えして了承を得ておけばいいのです。
〇恐れを持つカウンセラーの共通点①
◆結果がすぐ出なかったらどうしよう。
◆余計にひどい状態になったらどうしよう。
冒頭に挙げた、この2つの恐れを持つカウンセラーには、ある共通点があります。
それは、カウンセリングを自分が受けた事が無いという点です。
◆カウンセリングを受けよると決心するまで、どんな心身の状態を体験するのか?
◆カウンセリングを受けると、その過程でどのような心身の状態を体験するのか?
◆カウンセリングを受け終わると、その後どのような心身の状態を体験するのか?
この3点を、体感、実感していないので、自分が行うカウンセリングに、本当に効果があるのか不安なのです。
恐れの解消のためには、カウンセリングを受ける側の体験を持つ事が望ましいです。
つまり、クライアントとしてカウンセリングを受けるのです。
〇恐れを持つカウンセラーの共通点②
恐れを持つカウンセラーの共通点の2つ目をお伝えしまます。
恐れを持つカウンセラーは、他者の改善の過程に立ち会った経験がありません。
他者がカウンセリングを受けた後、どのような変化の過程を経て行くのかを、長期にわたって観察したことがないのです。
この点を指摘すると、「じゃあ、先生のところで、カウンセリングを見せて下さい。」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
しかし、それは私は了承しませんし、それを許可するカウンセラーはいないでしょう。
ではどうするか?
グループカウンセリングの場に参加するのです。
1年居続ければ、1年間の過程に立ち会えます。
3年居続ければ、3年間の過程に立ち会えます。
私は、グループカウンセリングとして、ファミリーコンステレーションという「家族システム療法」のワークショップを開催しています。
〇さらなる質問
冒頭の恐れ2点をもう一度書きますね。
◆結果がすぐ出なかったらどうしよう。
◆余計にひどい状態になったらどうしよう。
これらの恐れを持つ方はさらなる恐れから、こんな疑問をぶつけて来られる事があります。
「すぐじゃなかったら、いつ結果は出るの?」
「いったん悪化した時、どう対応したらいいの?」
もしも、このような状態なら、もう一度カウンセリング教室を探していただく事をおすすめします。
なぜなら、カウンセラーとして仕事をしていくための土台ができていないからです。
探すのは、カウンセリングの仕事が出来るレベルまで成長できる教室です。
おそらくこれまでに学んだ場所が、スキルだけを教える事が目的の教室か、自己啓発セミナー系であったのではないかと思います。
そして教室を探す時には、次の点を確認して選択して下さい。
◆講師は、カウンセリングを仕事にしてきたか?
◆教室は、グループカウンセリングの場を持っているか?
◆教室にスーパーバイズを受ける事ができる環境があるか?
スーパーバイズとは、経験が長いカウンセラーが経験が浅いカウンセラーに指導、助言、援助することです。
開業したての頃は、暇な時間が多いため、起きてもいない事の心配をして不安を感じてしまうものです。
開業当初から予約でいっぱいという事は、めったにありません。
初期の頃の、余りがちな時間は、仕事に役立つ書籍や資料を読む時間などにあてていただくのもいいと思います。
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