アヤメの咲く時期になってきました。

 

数年前、祖母がそこにいるよ、と言ってくれたご近所のアヤメの花(こちら)ですが、実は住宅事情により日当たりが悪くなってしまい、昨年は葉は出たけれど花が咲きませんでした。

毎年花が終わるとざっくり切られ、翌年新しく花がでるのですが、その年は葉のまましおれていき、枯れていきました。

どうか根こそぎ取らないでほしいと願いながらも、もう咲かないのかなとさみしく思っていました。

 

それが今年はつぼみをつけ、とうとう昨日花を咲かせました(´∀`*)

一年かけて、今の日当たりに対応して花を咲かせてくれたのだと思います。

それを見たとき、雨の朝の(いつもの?)眠気がフッと消え、軽やかな気持ちになりました。

 

私は植物を育てるのは得意ではないので、このような植物の再生力を感じたことがありませんでした。

 

職場にも観葉植物があるのですが、全て葉を落としたようになっていたそれを先日事務さんが手入れしていました。

土を入れ替え、根が落ち着くのを待って、今度は上の方をざっくり切ってあげると半年くらいで元気になるから見ててください、と説明してくれました。こちらも楽しみです。

 

なにかがうまくいかないとき、すぐ投げ捨てて新しくしたり元に戻そうとするところが私にはありました。

いわゆるダメな状態、ダメな自分でいることがイヤだったのだと思います。

最近は前より少し、そういう自分をもちながらやっていく粘り強さがついてきたかなと思っています。

 

こんな風に植物がゆっくり再生していく様を見せてもらうと、そうすべきだから、ではなく、こんなのもいいよ、と教えてもらっているようです。