マイストーリー前編 | 自己否定癖は卒業! “ありのままの自分を大切にする” アドラー流自分育てサポート

自己否定癖は卒業! “ありのままの自分を大切にする” アドラー流自分育てサポート

勇気づけアーティスト、さいとうかずみです。
アドラー心理学勇気づけELMトレーナー&
パステルアート講師

 

    

自己否定癖は卒業!
“ありのままの自分を好きになる”
を導きます

 

 

 

 

マイストーリー前編

 

 

 

 

今の私になるまでの

マイストーリー前編です。

 

 

 

 

周りの目を気にして生きてきた日々

 

 

私は愛情表現が苦手な人たち

の中で育ちました。

その影響もあり

周りに迷惑をかけないように

他者の目を気にしながら

ずっと生きてきました。

 

 

誰にとっても

良い子ちゃんであろうと

自分の思いを押し殺して

周りに合わせながら

過ごしてきました。

 

 

その結果

自己肯定感や自己受容感はないに等しく

存在価値を感じられず認められず

半世紀近く過ごしました。

 

 

私がいた世界は厳しい競争社会で

結果を出さなければ

他者から認めてもらえませんでした。

 

 

そのため、失敗が

何よりも恐ろしかったのを

覚えています。

失敗をすると叱責されるだけで

承認されないからです。

 

 

学生の頃は

特別に得意な分野はなく

クラスにいてもいなくても

気づかれないような静かな生徒でした。

自分の気持ちは表現しないけれども

承認欲求は人一倍強い

“察してちゃん”でした。

 

 

20歳の頃は

「これ以上人の迷惑にならないように

早く消えなければならない」

そう思って生きていました。

それでも人間の本能なのでしょう。

自ら消えることは選べず

ただ自分自身を

嫌いながら生きていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

人生の転機・保育士になったきっかけ

 

 

そんな私は

とあるきっかけで

保育士の道を選びました。

その人生の転機となったのは

ある障害者の方の笑顔に感動したからです。

 

 

私が高校生の頃のある日

その障害者の方が

横断歩道の向こう側にいました。

横断歩道の反対側にいた私の横に

一人の男性(彼の恩師のようでした)がいました。

横断歩道の信号が青に変わり

障害者のかたが

その男性に満面の笑顔で

大きく手を振りながら

向こう側から横断歩道を歩いてきたのです。

 

 

当時の私は

今振り返ると大変失礼なのですが

通学電車の中で出会う

突然大きな声を出したりする障害者の方々へ

恐怖心を抱いていました。

 

 

でも、横断歩道で出会った彼の

満面の笑顔を見た時

みんな同じ人間で

嬉しい時や幸せを感じた時は

心から純粋な笑顔が溢れるんだ

と知りました。

彼の恩師のように

「私も人を笑顔にする仕事がしたい」

と強く思ったのでした。

 

 

短大卒業後

私は念願だった保育士になり

保育園に就職しました。

しかし、未熟な私は

ダメ出しの注意を浴びる

毎日が続きました。

 

 

いつの間にか

私が保育士になったきっかけである

「人を笑顔にすること」

は私の頭から去っていました。

有能で良い保育士になり

園長や先輩保育士や保護者から認められたいと

他者からの評価を得るために

働くようになっていていました。

 

 

保育士になって3年目。

保育園の人間関係に疲れ

また私のような人間が

保育士として園児たちを保育することの

申し訳なさから保育園勤務を辞めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ノルウェー行きが決まる。しかし…

 

 

保育士を辞めるころ

思いがけずノルウェーに

渡ることが決まりました。

先輩保育士の知人家族が

ノルウェーへ赴任するにあたって

同伴してくれるベビーシッターを

探しているとのことで

紹介していただいたのです。

 

 

私がノルウェー行きを決めた理由は2つ。

1つは雪のある場所で暮らし

アルペンスキー三昧で過ごしたかったから。

もう1つは居心地が悪い実家から

早く逃げ出したかったからです。

 

 

渡諾したノルウェーでの暮らしは

残念ながら私が想像するものとは

全く違う暮らしでした。

まずスキー三昧では暮らせませんでした。

それに加えて

ノルウェーにご一緒した

ご家族との折り合いが悪く

約束していた期間が終了する前に

私は強制的に日本へ返されました。

 

 

私は、自由があるように見えた

ノルウェーがとても魅力的で

日本へ返された後でも

バイトでお金を貯めては

ノルウェー在住の日本人のお友達を訪ねたり

北欧やヨーロッパを旅行したりしていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

幸せな生活が待っていたはずだったのに

 

 

そして出会ったのが元夫です。

結婚をして

ふたりの息子に恵まれ

幸せな生活が待っているはずでした。

 

 

しかし「子育てに失敗は許されない」

と強く自分にプレッシャーをかけ

苦しい毎日を過ごしました。

私のような子どもにしてはいけないと

恐れや不安から育児をしていました。

 

 

それに加えて

ノルウェーでの慣れない海外生活や

言葉もよくわからず習慣も全く違う中

周りに頼れなかったことも

気づかぬうちに

ストレスになっていたのだと思います。

 

 

その結果、私は

空を見上げることも

笑うことも忘れました。

息子たちの成長を喜ぶことも

知らぬ間に失っていきました。

眉間には縦線を作り

口角は下がり

目は斜め上に上がり

イライラばかりしていました。

私のイライラの的になったのが元夫です。

夫婦関係が上手くいくはずもありません。

 

 

イライラしたくないのにイライラしてしまう。

怒りたくないのに怒ってしまう。

このままではいけない。

でもどうして良いのかわからない。

毎日が真っ暗闇で

どうすれば一番楽に

ここから消え去ることができるのか

そのことばかりを考えていました。

診断はされませんでしたが

うつ病に近い状態だったと思います。

 

 

私がこんな精神状態だったからでしょう。

息子も不安定になり

児童相談所などに相談し

私はアンガーマネジメント講座や

カウンセリングに通い始めました。

そのお陰で少し楽になりました。

しかし、大きな改善は見られず

私の中の怒りは小さくはなりませんでした。

 

 

「このままではいけない。

私が変わらなければいけない。」

この状態から抜け出すための

出口を必死で探していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでが

マイストーリー前編でした。

 

 

長文にお付き合いいただき

ありがとうございます。

 

 

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