“ココチいい感系”へようこそ!

       ご訪問ありがとうございます。

 

 



 

SNS文化が大きく進展した今では

情報をSNSに頼る人もどんどん増えています。



これは一方で

情報の偏りやデマが発生する面もあれば、


広い意味で

 

マーケティング的にありがたい面もあります。



そして、報道などのマスメディアも

最近はネットの意見を一般世論のように

 

紹介することも多くなっています。



厳密に見れば「ことわり書き」を入れているものの、

視聴者にとっては、ほぼスルー状態です。



ですから、紹介される意見や感想を

 

一般世論なのだと勘違いして受け入れてしまうことも

 

少なくないでしょう。



でも、SNS上の投稿に関するある調査から

たった14%の人の意見が

SNS上では46%もの意見を占めている

 

という結果が現れました。



もちろん全て一概にこの割合とは言えないですが

世間から関心の高い話題や報道ほど

少数割合の意見がSNS上の意見の多くを占めてしまう

 

傾向があることがわかったのです。



私たちが世間一般の多くの意見だと思っていたのは、

実は、ごく少数の極端な意見や情報だった可能性が

 

とても高いのです。

 

 

物事に対して個人の意見や考えは

それぞれいくつかの段階に分かれます。


たとえば、次のような


①大いに賛成

②賛成

③どちらかと言えば賛成

④どちらでもない

⑤どちらかと言えば反対

⑥反対

⑦絶対反対



の7段階であれば、

 

真ん中の④がMAXで

両端に向かうに従って数が少なくなり

 

約7%になって行きます。



ところがSNS上では、この両端の

7% + 7% = 14% の意見が、全体の約46%

 

ほぼ半分の投稿や意見を占めています。



当然ながら目にする頻度も多くなるので

「これが世間一般の意見なのか・・・。」

と錯覚してしまうのです。

 

 





 

 

まだ、錯覚だけなら良いのですが

マスコミの報道やその伝え方と相まって

暴言や誹謗中傷などが誘発されたり、

またチャンスとばかりに

“鬱憤”晴らしや、冷やかし、

 

中にはアクセス数を稼ごうと

 

攻撃に相乗りする人が加わるので

どんどんエスカレートしていきます。



このようなエスカレートした繰り返しが

昨今大きな社会問題にもなっている「ネット殺人」を

世界中で引き起こしています。



個人の自由な意見の発信は

憲法でも守られています。



しかし言葉の暴力や攻撃、誹謗中傷は

それらとは一線を画す 『犯罪』 とも言えます。



前々回にスマートフォンの長時間使用による

『鬱(うつ)』状態について紹介しましたが、

 

 

 

 

 

ネットにかかわる時間が多いほど

前述のような暴言や誹謗中傷を目にする

 

確率も高くなるわけです。

 

 

 

すると、結果として
 

人間の「ネガティブ本能」ともリンクしやすくなる

 

ことが十分に考えられます。



ただ、今日このブログを読んだ貴方は

ネットやSNS上の意見に一喜一憂することも、

一方的に受け入れることも必要ありませんし

自分の意見や考えを

 

他者と比較することも必要ありません。



なぜなら、

 

自分は自分 だから・・・です。


あなたの思いを素直に感じとって

カモフラージュされた世論と一歩距離を置くことも

自分を守る大切な方法のひとつです。

 

 

 

今日も最後までご覧いただき、

 

ありがとうございました。

 

(=^・^=)