おはようございます
今月から金曜日は私の過去のお話をしています。
前回は離婚の原因についてお話しました。
今日は離婚して家を出るまでのお話をしたいと思います。
前回の記事はこちら↓
家を出るまでの葛藤
離婚届に判子を押してしまってから
家を出るまでに２年近くかかりました。
主な理由は
子どもたちと離れたくなかった
住む家が見つからなかった
自分で稼いで生活していく自信がなかった
です。
社会人になってから一人暮らしをしたことがなかったので
不安だらけでした。
10年近く専業主婦をしていたので
正社員で働く自信もなかったし、自分にできる仕事はないと思っていました。
また、実家にも離婚のことを言えていなかったので
実家に帰るという選択肢もありませんでした。
そして、元夫も離婚届に判子を押してから
特になにも言ってこなかったので
もしかしたら離婚はしたけれど、このままこの家に子どもたちといることができるのではないか？と期待をしていました。
私を追い出すことに必死な元夫
数ヶ月経ったころに
「いつ出て行くの？」
といったようなことを頻繁に聞かれるようになりました。
「家が見つからない」
などと返して、その場をしのいでいました。
すると
元夫は、近くに住んでいる自分の親を毎日呼び寄せるようになりました。
そして、子どもたちと義父母を遊ばせるのです。
お昼ごはんを食べ終わった頃に来て
夕飯の時間になってようやく帰ります。
子どもたちが遊んでいる間は
私が入る隙がありませんでした。
また休みの日には、家族でお友だちが遊びに来ることがよくありました。
そんなときには、元夫は私を完全に無視します。
お菓子などをみんなに配るときには
私は存在していないかのようにスルーされます。
その雰囲気を感じとって
お友だちのご両親も私に話かけなくなっていきました。
さらに・・・
さらに、元夫は
私の両親に電話をし
「離婚したから娘さんを引き取りにきてください」と頼んだのです。
私は親に離婚のことを言えていなかったので
親はこのときに初めて離婚の事実を知ります。
それから
親、特に母親から毎日のように
「どうなってるんだ」
「子どもたちは大丈夫なのか」
と電話がきます。
答えを知りたいのは私の方でした。
電話に出なければ、数分おきに電話がきます。
この状況を誰にも言えず
事態がおさまってくれないかと、ただただ祈るだけでした。
それでもなかなか出ていかない私に対して
元夫は家賃を請求してきました。
私が出ていったあとには
義父母の家へ引っ越し
今住んでいる自宅は賃貸にしようという計画らしいのです。
私が早く出ていけば賃貸収入を得ることができるので
出ていくまでに得られるはずだった家賃収入まで請求すると言われました。
さすがにそれはおかしな考え方だと思いましたが。。
こんな日々がつづき
私は子どもたちといるのに、一緒にいる心地がしない
生きている気すらしませんでした。
心臓がえぐられるような感情とはこのことを言うんだ
と夜中にキッチンで一人座って
そんなことを思っていました。
メンタルが強いとは？
私は、今まで友だちから
「メンタルが強い」と言われることがたまにありました。
そう言われると自分でもそうなのかなと思い込んでいましたが
この状況はいくらメンタルが強くても耐えきれない
と思い始めました。
しかし、このときの私は
「メンタルが強い＝ストレスに耐えられる」
だと勘違いをしていたのです。
だから
「この場から逃げてはいけない」
「逃げたら負けなんだ」
とずっと思っていました。
でも、自分の身がいよいよ持たなくなり
このままでは自分がどうなるかわからないと思ったときに
「家を出ていけば、何かが変わるかもしれない」
そう思いました。
そしていよいよ家を探し、仕事も探し始めたのです。
あとになって心理学を学ぶことになるのですが
そのときに初めて
メンタルが強いというのは
ストレスに耐られることではなく
嫌なときには嫌と言える勇気
必要なときに助けを求められる勇気
自分に必要のないものから離れる勇気
こうした勇気がある人がメンタルが強いと言えるのだと理解できました。
皆さんは「このくらいがんばらなきゃ」とストレスに耐えていることはありませんか？
ストレスは耐えるものではなく、手放すことが大切です。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
ここに書いた過去のことは、私の主観的なものもありますのでご了承ください。
次回もまた私の過去の経験から学んだことをお伝えしたいと思います。
