おはようございます晴れ

 

 

今日10月11日は「国際カミングアウトデー」だそうです。

 

性的指向(好きになる性)や性自認(心の性)をカミングアウトした性的マイノリティの人々をお祝いする日として1988年に制定されました。


 

最近では、幼稚園や保育園でも

名前に「くん」「ちゃん」をつけないようにしたり

男の子はブルー、女の子はピンクといった分け方をしない園が増えてきています。


 

また性的マイノリティを表す「LGBT」「LGBTQ」という言葉を耳にする機会が増えたように思います。

 

 

LGBTQとは・・・

L(Leabian)レズビアン・女性同性愛者

G(Gay)ゲイ・男性同性愛者

B(Bisexual)バイセクシュアル・両性愛者

T(Transgender)トランスジェンダー・性別越境者

Q(Qestioning)自分の性別や好きになる性別が決まっていない人

 

  

日本では人口の7.6%が、LGBTQに当たるとの調査結果があり、その中には児童も含まれます。

 

 

文部科学省の生徒指導概要(令和4年12月改訂)の中にも

「性的マイノリティ」「LGBT」の表現が使われ、学校での対応について書かれています。

 

 

・自認する性の制服や髪型を認める

・トイレは多目的トイレを使用できる

・水泳の代わりに課題を提出する

など

 

 

このように性の多様性を認める児童の育成は少しずつ進んでいるんですね。

 

 

4つの性

 

性には4つの捉え方があることをご存知ですか?

 

・からだの性

 

身体の違いによって生まれたときに分けられた性

 

・こころの性(性自認)

 

自分自身が実感している性

 

・好きになる性(性的指向)

 

好きになる相手の性

 

・表現する性(性表現)

 

髪型や服装、ことば遣いなど自分が表現したい性

 

 

下の図は、自分の性の在り方を知るためのものです。

4つの性を、それぞれどこに当てはまるかチェックしてみてくださいね。

 

 

 

ものさしの位置は一人ひとり違います。

まるでグラデーションのようになっていることから「虹」はLGBTQの象徴として使われています。



また、LGBTQという表現に少数派といったニュアンスが含まれていると感じる方もいるため「SOGI」という表現が使われることもあります。

 

 

SOGIとは・・・

Sexual Orientation(性的指向・好きになる性)

Gender Identity(性自認・こころの性)

の頭文字をとったものです。

 

 

 

わたしたちができること

 

 

差別的なことばを使わない

 

私が学生のころには「オカマっぽい」「ホモっぽい」などといった差別用語はしばしば使われていました。

 

LGBTQであることを言えずに隠している人はたくさんいます。

 

このようなことばによって傷つく人がいることを意識したいですね。

 

 

男女の違いを決めつけない

 

「男の子のくせに泣いている」「女の子なのに男の子みたいな格好」など、男女の違いを決めつけてしまうことも相手を傷つけてしまいます。

 

 

自分らしさを大切にする

 

「女の子らしさ」「男の子らしさ」よりも「自分らしさ」が大事です。

 

他人と比べず自分は自分であること、また他人の違うところも尊重していきたいですね。

 


 

まとめ

 

 

それぞれが自分らしくいられる環境が大切です。

 

そのためにも、普段から親子のコミュニケーションを大切にしていきたいですね。