高速道路の上で、愛を叫ぶ | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

⚫︎このブログは、2021年4月より、

心屋仁之助に代わり

オフィシャル認定講師によってお届けしています

 

 

心屋入門認定講師の

ゆみっち、こと林由美です。

 

 

自分の弱さ

自分のみっともなさ

自分の惨めさ

 

 

そんなものを出せてこそ

 

 

人は

生きるのがラクになっていけるのかもしれませんね。

 

 

もちろん

 

 

意図せず、自分の弱さが出てしまい

ふと、自分のみっともなさが出てしまい

思わず、自分の惨めさが、出てしまったあと

 

 

そんな自分を、責めたり

そんな自分を、呪ったり

そんな自分を、否定したり

 

 

そんなことを、繰り返しているうちは

ラクにはなれませんが。

 

 

意図せず、自分の弱さが出てしまった

ふと、自分のみっともなさが出てしまった

思わず、自分の惨めさが出てしまった

 

 

だけど

 

 

これも私なんだよね。

 

これが私なんだよね。

 

 

そう思えたら。

 

 

そう思えるように、意識を少しずつ変容できたら。

 

 

そうすると

ラクになっていける道を、歩み始めることになる。

 

 

私はそう思っています。

 

 

 

 

 

今から5〜6年前の

私のパニック発作が、全盛期のころ。

 

 

そのころの私は

どうにかして、このパニック発作を治したくて

必死で、自分の心理を学んでいました。

 

 

自分の心なのに

どうして、こうなってしまうのか、全くわからない。

 

 

自分の体なのに

どうして、こうなってしまうのか、全くわからない。

 

 

自分の気持ちなのに

どうして、こうなってしまうのか、全くわからない。

 

 

なので

心理を学んで、

 

 

ちょっとでもいいから

私の心や体に起こっている、この「パニック発作」の現象を理解したい。

 

 

そう思って

必死で、心理を学ぼうとしていたのですが

 

 

それもこれも

全ては、「パニック発作」を治すためだけ、だったなぁ、と思い出します。

 

 

生きることをラクにするため、だとか

自分らしさを取り戻すため、だとか

自分の生き方を獲得するため、だとか

 

 

そんなことは、口では言っていましたが

 

 

実は

「パニック発作」を治すため。

 

 

これを、主の目的にしてたんですね。

ホント、これしか無かった。

 

 

生きることをラクにするため、だとか

自分らしさを取り戻すため、だとか

自分の生き方を獲得するため、だとか

 

 

そんなもの、パニック発作さえ治ったら

すぐに、そうなれるやん!

 

 

そう思ってたような気がします。

 

 

とにかく、今の私を苦しめているのは

この「パニック発作」なのだから

 

 

それを

なんとかして、治さなきゃ!

 

 

それしか、頭に無かったような気がします。

 

 

 

 

パニック発作と闘いながら

私は心理を学ぶために、大阪マスターコースに通いました。

 

 

どんなに強い頓服を飲んでも

地下鉄や電車などは、絶対に乗れなかったので

 

 

なので、唯一乗れる高速バスに乗って、

毎月、大阪へ通いました。(頓服ももちろん服用して)

 

 

座る座席も、

必ず、乗降のドア側で、前から二列目

 

 

その座席を取るために、

1ヶ月前にはそのバス会社へ予約を入れていました。

 

 

そして、大阪へ行く前日の夜から

頓服を飲み始めます。

 

 

前日の夜は、一錠

当日の早朝に、二錠

家を出発するときに、一錠

バスに乗る直前に、一錠

 

 

そんなルーティンもできました。

 

 

さらに

バス乗り場に行っても、すぐにはバスに乗りません。

 

 

持参した、お茶のペットボトルを(お茶限定です。他の飲み物は発作を起こしそうになるのです)

 

 

一口、二口、飲みながら、発作を落ち着かせます。(バスを見ただけで、発作が起きそうになるのです)

 

 

そして

バスに全員が乗ったあと、

もう発車する、その直前に、飛び込むように乗るのです。

 

 

ようやくバスに乗り込むと

バスが出発して駐車場から出ていくまで

 

 

その窓から、

バス乗り場まで送迎してくれている、旦那さんの顔を見て、ずっと手を振ります。(心を落ち着かせるために)

 

 

大阪へ通うための、私のルーティンは

これだけではありませんが、書き切れないので。

 

 

だけどね、

 

 

ここまでやっても

発作は起きるのです。

 

 

私は、ある日、発作を起こし

高速バスを、高速道路上で、停車させたことがあります。

 

 

完全に止めたことは、2回。

 

それ以外にも

運転手のところへ走り寄り、止めようとしたことは、2〜3回。

 

 

一緒に乗ってた乗客たちは

さぞかし、びっくりしただろうと思います。

 

 

運転手の人の、驚いたような、私の言うことを全く理解できない

そんな表情も、今だに忘れられません。

 

 

それも、これも、パニック発作のせい。

 

 

パニック発作を起こさずに、大阪へ通うために

私は、これ以上、

何を、どうしたらいいのだろうか。

 

 

もう他に、何も、手立てがない。

 

 

そう思っていました。

 

 

 

 

それなのに

当時、私の主治医だった、心療内科の女医さんはこう言うのです。

 

 

「いい経験をしましたね〜」

「運転手さんにも、貴重な体験をさせてあげましたね〜」

「高速バスを止めた、そんな自分を面白がれるといいですね〜」

 

 

え?何を言ってるの?

 

 

ポカーン( ゚д゚)としましたが。

 

 

今の私は、このエピソードを

完全にネタとして、しょっちゅう、クライエントさまに話しています。

 

 

いや〜、あれは、本当にいい経験だった。

 

 

ちょっとドヤ顔で

ちょっとした自慢話のように、言ってます。

 

 

そして

そのことがあったから、今の私がある。

 

 

今は、心の底から、そう言える私がいます。

 

 

あのときね

高速バスを止めた、あのとき。

 

 

実は、ちょっと、安堵した私も、いたのですよ。

 

 

(これは、体験した人にしか、わからないと思います)

 

 

恥ずかしい

みっともない

どう思われるか

 

 

そんな気持ちも、もちろん強いのですよ。

 

 

むしろ私は、

そんな気持ちに、がんじがらめに支配されて、

今までの長い人生を生きてきました。

 

 

失敗しないように

笑われないように

見下されないように

バカにされないように

 

 

だから、自分の等身大以上に

 

 

堂々と

凛として

威厳を持って

立派に

誰からも尊敬されるように

 

 

内心、ビクビクしながら

虚勢を張って、必死で生きてきたのです。

 

 

なのにね

 

 

「止めてください!

バスを今すぐに止めてください!

私を、ここで下ろしてください!」

 

 

 

(高速道路の上です)

 

 

発作のあまりに、そう叫んで

 

 

その時は

本当にバスから飛び降りたい気持ちで、そう叫んで

 

 

だけど

 

 

大声で叫ぶことで、

言いたいことを言ったことで、

 

 

発作が、少し収まり

そのあと、座席に座った私は、

恥ずかしさとともに、ちょっと安堵したのです。

 

 

何それ?

どういうこと?

 

 

そう思われるかもしれませんが

 

 

だけど

確かに、ちょっと安堵したのです。

 

 

そのあとは、嘘のように、晴れやかに、軽やかに

発作の前兆すらもなく、無事、目的地まで行けました。

 

 

なので

主治医の

 

 

「いい経験をしましたね〜」

 

 

この言葉は

驚きもしたけれど、どこかで納得もできたような、そんな覚えもあるのです。

 

 

(次の大阪行きには、また、発作が起きるのですけどね)

(だけど、それを繰り返すうちに、発作を起こさなくなったのも事実です)

 

 

 

 

この経験を通して

 

 

私を苦しめていたのは

パニック発作なのではなく

 

 

恥ずかしい

みっともない

どう思われるか

 

 

こんな意識に支配された私に

私は、ずっと苦しめられていたのであり

 

 

失敗しないように

笑われないように

見下されないように

バカにされないように

 

 

こんな虚勢を必死でやってきた私に

私は、ずっと苦しめられてきたんだ、ということを

 

 

私は、なんとなく

心のどこかで掴んだような気がするのです。

 

 

だから

バスを止める、という前代未聞の恥さらしをしたあと

 

 

でも、なぜか

運転手の人が、そのあとも優しく、声をかけてくれたりだとか

 

 

バスの後方に座ってた人たちも

黙って見守っててくれたりだとか(そう信じてる笑

 

 

そんなことが

私に安心感を与え

 

 

そして、何より、

私が、私に対して

 

 

発作の極限状態で

それまでの強い意識を、払いのけてしまって

 

 

 

「発作を起こさせてあげた」

「恥をさらすことを選ばせてあげた」

「みっともない姿を見せることを許してあげた」

 

 

それが一番の、安堵感になったような気がするのです。

 

 

まさしく

 

意図せず、自分の弱さが出てしまった

ふと、自分のみっともなさが出てしまった

思わず、自分の惨めさが出てしまった

 

 

だけど

 

 

これも私なんだよね。

これが私なんだよね。

 

 

 

 

今まで、意識で封じ込めてたものが

 

 

私の生き方の全てを、

その強い意識で支配していたものが

 

 

パニック発作によって

自分の弱さ

自分のみっともなさ

自分の惨めさ

 

 

が、ダダ漏れとなり

そのことで、私の生き方がラクになっていった、この流れは紛れもない事実です。

 

 

それを踏まえて

 

 

パニック発作が

自分が受け入れるキッカケになったとするのなら。

 

 

 

 

私たちが

治そうとするべきなのは

パニック発作でも、うつ症状でもなく

 

 

恥ずかしい

みっともない

どう思われるか

 

こんな意識の方であり

 

 

失敗しないように

笑われないように

見下されないように

バカにされないように

 

こんな

生き方の方だと、私は思うのです。

 

 

▼今回の記事担当は、ゆみっち、こと林由美でした。

ブログ:https://ameblo.jp/yumi221379/entrylist.html

 

 

 

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