⚫︎このブログは、2021年4月より、
心屋仁之助に代わり
心屋オフィシャル入門インストラクターと
オフィシャル認定講師によってお届けしています
心屋塾入門インストラクターの
ゆみっち、こと林由美です。
感謝を求めて行動しているときは
なかなか感謝されないのに
感謝なんて関係なく行動するようになると
なんか感謝される、という話は
よく聞く話です。
私も
そんな経験を重ねてきて
かつて、あんなにも感謝を求めていたのは
そのまんま
自分の承認欲求だったのだなぁ、と
つくづく、思い知らされるのです。
そして
「なんか感謝されてる？？」
なぜか、そんなことを
よく思うようになった今日この頃では
「あ、私が私に
感謝してるからなんだなぁ」と
しみじみ、思えるようになりました。
（よくここまで生きてきた、とか
今まで無理させてごめんよぉ、ありがとね、とか）
あんなにも
周囲に対して求めてた、承認欲求も
ほとんど無くなった今、私が思うのは
「このままの私でよかったんだな」
「欠けてる私で、十分だったんだ」
心底、そう思えることで
気持ちも、ストンと着地する。
そんな感じです。
あれほど、人に感謝を求めてたのは
私が私に、感謝できていなかったから。
あれほど、人に承認欲求を満たしてもらいたかったのは
私が私を、認めていなかったから。
シンプルに
爽快に
今は、そう理解しています。
私は2年ほど前に
「私は
自分のためにカウンセラー活動をやっている。
カウンセリングも
自分を癒すためにやっている」
そんな発言をして
かなり
お叱りを受けたことがあります（笑
それはね、もう、かなり。
カウンセラーをやる資格がない、とか
あなたは間違っている、とかも
言われました。
（懲りずに、カウンセラーやってるけども）
そして
今も、その考えに変わりはないんです。
もしかしたら
2年前よりも、
その考えは、明確になり、
そして、より強固なものになったような気がします。
だって
そう叱られてからの、この2年間も
私が癒されてきたのは事実だから。
そして
それが
私のカウンセラー活動の原動力になっているのも
事実だから。
世の中の良識、ルールは関係ない。
これが私の、事実なのだから。
これには実はカラクリがあって。
私は
目の前のクライエント様の中にある
その苦しみ
その不安
その焦り
その寂しさ
それが
そのまんま
私の中にも、同じものがあるのです。
だから
その私を癒したくて
その私に声をかけたくて
目の前のクライエント様に、寄り添っていこうとするのです。
いや
カウンセリングをやり始めた時期は
本当はそこまで、
きちんと明確に
理解してたわけではなかったけれど。
その当時は
必死で
目の前のクライエント様の
その苦しみ
その不安
その焦り
その寂しさ
それに
耳を傾け、心を見つめ、ともにいようと必死だったのだけれど。
「それは苦しいよね」
「それは寂しいよね」
「それは困ったよね」
だけど
カウンセリングをやればやるほど
私の言葉は、私に向けての言葉だったなぁ、とか
私の傾聴は、私の叫びを聴こうとしてたなぁ、とか
そんなものが
次々と見えてきて。
それと同時に
私はどんどん癒されていく。
ただ、それだけだったのです。
私の癒しが進むほど
目の前のクライエント様は
教えてくれます。
まだ、ここも癒えていないよ。
まだ、こんな傷もあるよ。
次は、この傷も癒してよ。
「そうか、そうか」
それは苦しいねぇ
それは切ないねぇ
それは悲しいねぇ
それは寂しいねぇ
底なし沼のように出てくる私の傷を
私は
耳を傾け、注目し、真摯に向き合う。
そして
私が癒されるのと、同じスピードで
目の前のクライエント様も
表情がほころんでいく。
人と人は、
心で
潜在意識で
目に見えないもので
繋がっているのだ、ということを
確信させられる瞬間です。
傷を知ってるからこそ
癒される感覚を覚えていく。
癒されていく感覚を知っているから
目の前にクライエント様と対峙できる。
もし
癒されていく過程を知らなければ
目の前のクライエント様の
ともすれば飲み込まれてしまいそうな、
強烈な感情の渦の前に
とうてい座ることなんてできない。
「癒されていく」
それを信じられなければ
きっと
飲み込まれて
潰れて
また
新たな傷を作って
また
目の前の人から
去っていこうとしてしまうのです。
癒されていく感覚を知っているから
カウンセラーを続けていける。
癒されていく感覚を知っているから
目の前の人も信じられる。
やっぱり、まず自分なのです。
目の前の人を助けるよりも先に
まず自分。
自分を助けられる人でこそ
相手を助けられるのだから。
そしてこれは
カウンセラーに限ったことではなく。
パートナーも、親も
上司も、ドクターも、教師も、支援者も、
全てそう。
まず、自分。
それで言うと
感謝を求めることも
承認欲求を求めることも
「人のために動くのはやめましょう」というサインなのです。
自分自身が癒されていない
何よりの証拠なのだから。
自分のために
もっと動きましょう。
自分のことだけ考えましょう。
そんなサインなのです。
感謝されたい？
それなら
自分勝手な行動を（笑
認めてもらいたい？
それなら
バカにされるような発言を（笑笑
それが
あなたが本当に欲しいものを教えてくれる
一番のヒントだったりするのです。
▼今回の記事担当は、ゆみっち、こと林由美でした。
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