★感情を感じきるがわからない。息子の感情を感じてみた。 | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。


夜遅く、小学生の息子が、手袋がない!って騒ぐんです。

もうとっくに寝る時間過ぎてて、ベッドに入ってるのに、
そういえばオレ手袋どうしたっけ?って。

そして胸騒ぎがしたらしく、
グズグズグズグズしつこくて…。



私は、
もう!
何で今なの!
探して来なさい!

って軽くキレて。



上着のポケット、ランドセルの中、
散らかった机の上等々、
隅々まで一緒に探しましたが出てきません。


学校に忘れてきたかもしれないし、
どこかに落としてきたかもしれないね。
明日探しておいで。

って声をかけると、
枕に顔を埋めてまたもやグズグズ…。



忘れ物や失くし物は日常茶飯事の息子。

そのくせ物を失くすと、
いつまでも諦めずに引きずるという…。



(以下、私の心の声)

もう!だらしないからでしょ!
ってか、だらしないくせに、いつまでもグチグチ言ってんじゃないよ!

見つからないんだから、諦めて早く寝ろ!



…って吠えたらアウトだよなー。

何で毎回こんな調子なんだろう…。



あ!!!
目の前の問題はダミーなんだよね?!


ってことは何?

だらしなくてもイー!
失くし物してもイー!
諦めずにグズグズ言ってもイー!
悲しい時は泣いてもイー!



だね!!!




そもそも、私は物を落としたり
失くしたりってことはほとんどありません。

でも夫は、しょっちゅう傘や財布を忘れたり失くしたりします。

どんだけ注意力散漫なんだ!
毎回毎回アホちゃうか!
って正直思ってました。




夫は大人だから、自分でその事に対処できて私に実害がなかっただけで…。
目の前でグズグズ言ってる息子と基本的に変わらないな…と。


しかも!

私自身子どもの頃、悲しいことや嫌なことがあっても、
母はゆっくり話を聞いてはくれず、

グズグズ言うな!
早くしろ!
悲しくなんかない!
さっさとやれ!



って怒鳴られてたなーってことを思い出しました。
いやー、あの母の対応は二重の意味で悲しかったな…。


ということで、息子を抱き締めながら、


手袋見つからなくて悲しいね。
大事にしてたのに失くなって悲しいね。



って声をかけたら、
私の胸の中でゴーゴー泣き出しました。


更に、

悲しい時は泣いていいんだよ。
悲しい時は悲しいって言っていいんだよ。

悲しい気持ちに蓋をして我慢したら、
悲しい気持ちがお腹の中でドロドロになって膨らんで苦しくなるからね。

悲しいって思ったその時に、
悲しいって気持ちをとことん味わったら、
その気持ちはスーって消えていくよ。


自分の気持ちを一番大事にするんだよ。
人の気持ちは考えなくていいよ。


それにね、
手袋失くしたっていいんだよ。


手袋失くしたってあなたが素晴らしいことにはかわりない。
何が出来るとか、何が出来ないとか関係なく、
あなたはそのままではなまる100点なんだよ。


って、泣きじゃくる息子の背中をさすりながら声をかけ続けました。


しばらくしたら、泣き止みにっこり笑って、

ママありがとう。
明日学校でも探してくる。



と言って、スーっと眠りに就きました。




それで翌日…
学校でも探したけどなかった、と。
でも、夜いっぱい泣いたからもう悲しくないよ。

手袋、失くしたっていいんだよね。

そう!その通り!!
もうー良かったー(≧∇≦)
心の中で拍手喝采でした。




仁さんメソッド、不思議ですね。

どんな時でも、そのままのあなたで素晴らしい!
って、ブログでも本でも散々書かれてますけど、

これって、言ってもらう立場じゃなく、
声をかける立場の人間も癒されるんですね。


とも花さんのオープンカウンセリング、
ぴこさんの個人セッション、仁さんの講演会…を受けてきて、

その都度感情を吐き出し丸ごと受け止めてもらってきました。


その時癒された気持ちを思い出しながら
息子に声をかけてたら、その言葉に私自身が癒されました。

私も魔法の言葉が使えたのかな?(*^^*)

自分は素晴らしい。
自分を大事にする。

これは、本当に揺らぎようのない真実なんですね。

子育ての悩み
夫婦間の悩み
会社の悩み


それぞれ別の解決策があるんじゃなくて、根幹はひとつ!

息子に気付かせてもらった夜でした。

仁さんいつもありがとう♡


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昨日のブログで

■さみしい・・・

を書いたら

「感情を感じきる」
っていうのがよくわかりません、

というコメントが複数。



あの記事の中には
叫んでみようと書いてみましたが


それも
ひとつの「きっかけ」です。



あのね
「よくわかりません」というひと、

まず、叫んだ?
まず、やった?


たぶんね、やってない。


だから、まだわからない。


体験しないと
わからないんだよ。


「やったよ」ってひと、

「叫んだ」?


「わかる」っていうのは
「体験」でしかないです。

それいがいの「わかる」は
「わかった気」「わかったつもり」です。


体験のない人に
いくら説明しても

「わから」ないの。



カレーを食べたことのない人に
カレーを説明してもわからないの。



だから、まず、やって、みて。


他にも
「やってみたひと」のコメント読んでるとよくわかるから。


やってみて。



そうして
「やってみたけどわからない」ひとには

そんなのを感じることのできる場所
用意してるから。

文章では、ムリだわ。



感情を感じきるって、

誰かに文句を言うことでも
ただ、叫ぶことでも
ただ、泣くことでもない。


その「向こう側」にあるもの。



今日の、上に書いた体験記事にも
山ほどヒントがあるから。





感じきる・・・
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