■自分が何に怒っているのかをよく見ると面白いことに気づく | 心屋仁之助オフィシャルブログ「心が風に、なる」Powered by Ameba

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見えないけれど、やさしく包んでくれる。
風のように、水のように、普通の幸せに気づける、
そんなお話をお届けしようと思います。

ひとは、怒っているとき

実は「告白」しています。


「あなた、わたしのことバカにしてるでしょ」


「もっとしっかりやれよ」


「なんでこんなこともできないんだ」


「もっと空気読めよ」


「割り込みするなよ」


「ちゃんと謝ってよ」


「普通はこうするだろ」


「弱い者いじめをするな」



ひとは、色んなことで怒ります。


人が怒る時は、


1.自分が大切にされなかったとき(軽く見られた


2.自分が抑圧しているものを堂々と見せられたとき(うらやましい


3.自分が隠しているものを指摘されたとき(図星


4.自分が正しいと思っていることを否定されたとき、

  自分が間違っていると思っていることをされたとき


5.自分が触れて欲しくないエリアに介入されたとき



など、厳密に言えば

結局は1.~5.は全部同じになるのですが、


で、この怒っているセリフを聞けば

その人の「考え方」そして「信じていること」がわかります。



先ほどの例で言えば


「あなた、わたしのことバカにしてるでしょ」

→自分はバカにされる存在だと信じている




「もっとしっかりやれよ」

→しっかりやることが正しくて、しっかりやらないと怒られると信じている





「なんでこんなこともできないんだ」

→簡単なこともできないと、嫌われたり怒られたりすると信じている




「もっと空気読めよ」

→空気を読まずに失礼なことや気が効かないことをするとえらいことになると信じている




「割り込みするなよ」

→割り込みすることはよくないこと、自分が損することだと信じている




「ちゃんと謝ってよ」

→悪いことをしたら謝ることが正しいことだと信じているし、謝らないと嫌われると信じている




「普通はこうするだろ」

→自分の経験とルールが常識であると信じている





「弱い者いじめをするな」

→弱い者いじめは悪いことであり、してはいけないことだと信じている。





という具合です。


で、


その人を「怒らせるひと」は

それを「悪いこと」だと「信じてない」わけです。


そんなこと信じてないから

平気でそのことをしてくれて見せてくれる。




「あなた、わたしのことバカにしてるでしょ」

→自分はバカにされる存在だと信じている

→バカにされることは大した問題ではないと信じているし、

  自分はバカにされる人間ではないと信じているから問題にならない。





「もっとしっかりやれよ」

→しっかりやることが正しくて、しっかりやらないと怒られると信じている

→べつにしっかりしなくてもなんとかなると信じている





「なんでこんなこともできないんだ」

→簡単なこともできないと、嫌われたり怒られたりすると信じている

→できないものはできないのだから仕方ないと信じている。





「もっと空気読めよ」

→空気を読まずに失礼なことや気が効かないことをするとえらいことになると信じている

→空気なんて読む必要なく、自分に正直に生きる方が大切だと信じている。





「割り込みするなよ」

→割り込みすることはよくないこと、自分が損することだと信じている

→空いている隙間に割り込むことは普通でしょ、と信じているし、それが迷惑だとは思わない。





「ちゃんと謝ってよ」

→悪いことをしたら謝ることが正しいことだと信じているし、謝らないと嫌われると信じている

→大して悪いことをしているとは思っていない、問題ではないと信じている。





「普通はこうするだろ」

→自分の経験とルールが常識であると信じている

→普通はそうしないでしょ、と信じている。





「弱い者いじめをするな」

→弱い者いじめは悪いことであり、してはいけないことだと信じている。

→弱い者はいじめられて当然だと信じているし、いやなら反撃するべきだと信じている。






という具合ですね。


つまり、

怒っている人は


「それは正しくない!!」と怒っているのですが

怒られている方も、正しいと信じていることをやっているだけなので

怒られる意味がわからない。


そして「怒っている人の常識は正しくない」

と怒りだすかもしれない。



つまり、すべては

「正しいか、正しくないか」が

「どれが間違っているか」が


問題を引き起こしているというわけです。


「信じているものが違う」だけの話なのです。




心屋が提供する情報には

「今の世間」で「正しくない」

とされていることをやったり言ったり

やりましょう、というわけですから


「正しさ」にこだわる人から

色々言われることもあります。


でも、ほんと、

「違う」だけなのに

「間違っている」と言った瞬間に

「問題」となります。


正しさにこだわる人は

自分の正しさにもこだわるから、苦しい。


できないこともあるし、矛盾もあるのに。

自分と他人を見張っていないといけない。


私設警察ですね。



ぼくもずっと私設警察がありましたから

始終見張ってないといけなくてしんどかった。



いけない という、拒否、否定、抑圧、禁止を

いいんだ という、受容、許可、容認、解放、


に変えることができるようになって

だいぶ平和になりました。


それでも、まだまだイラっとくることもあります。



そのたびに、

怒っている自分のセリフに


「・・・と、信じている」とつけてみる。


「ああ、自分は これ を正しいと信じているから腹が立ったんだ」


と「あとで」振り返りながら

またひとつ「法律」を終わらせていくようにしています。


例えば、タクシーのドライバーが返事をしなかった。

「仕事ならちゃんとしろよ」と腹が立ったとします。


そしたら

「ああ、自分は、仕事ならきちんと対応することが正しいと信じているから腹が立ったんだ」


もしくは

「ちゃんと返事がないということは、自分は軽く扱われた」


「と、信じている」んだ、と

振り返る。


ええ、結構恥ずかしい作業ですがね(笑)




別の国では

腹が立たなかったりするモノでさ( ̄▽ ̄)





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