二日目の朝、
ああ、今日から三月なんだな、と。
一月は、いぬ
二月は、逃げる
三月は、去る
と言われるように
年明けは日が経つのがあっという間です。
でも、三月は、去る、でしょうが、
三月は「参月」参る月です。
そして、猿の月だなぁ、と
なぎちゃんのようなことを考えながら、
朝から、温泉に入って
出発までまったりしてたら
猿 田彦 が
旅館の部屋に登場!
レンタカーを借りてきてくれて
僕の運転で永平寺へGO!!
となりました。
途中、チャイ彦の実家を見学、
そのまま、摩訶不思議な神社へ。
神仏習合も甚だしい、
不動明王がご祭神の「神社」と
そして、
その上にさらに上がると
なんとも由緒ある神社と
なんとも意味深な石たちと
なんとも話の長い宮司さん
でも、この話の長い宮司さん、
話は長いのですが、
いや、ほんとに長くて(笑)
でも、
要所要所にいい話が入ってて、
古代から現代まで
営々と続く、人々の営みや思いを
感じることができたのは面白かった。
これが、あとあとの気づきにつながります。
そして、そのあと、
ちょっと遠回りしたりしながら
永平寺へ。
実は、うちの実家は曹洞宗なので
ここが総本山になります。
寒ーーーい回廊を入っていきます。
すべての建物が絶妙な廊下でつながれています。
そして、途中には
「リアル修行僧」が修業をされていました。
ああでもない、こうでもない、といいつつ
めぐっていくと、日当たりのいい場所が。
女性二人が突然日向ぼっこ。
面白いので、
「そこで手を合わせている写真を撮ろう」というと、
何を思ったかこのふたり
おっと、なにげに チャイ初公開
ちゃうやろっ っと突っ込みを入れて
あらためてヤラセポーズ
祈ってる方向には
何もありません。
そんなこんなで
とっても寒い中を巡って行きました。
先ほどの神社もそう、
そして、この永平寺もそうですが
とても立派な施設です。
そして、数百年経った今でも
脈々と「想い」が受け継がれています。
その「想い」とは、
結局は「たったひとり」の思いから始まったこと。
先日来、記事にしてきた
法然も、親鸞も、とてつもない立派な寺院と
信徒たち
そして、高野山の空海も
とてつもない寺院群と信徒たち
たったひとりの「想い」から
すべては始まっています。
きっと「世に広めたい」という思いはあっても
「でかい寺院を作ろう」とか
「信徒を何万人集めよう」
「有名になろう」
「実力を誇示しよう」
なんて思いではなかったのでしょう。
ただ、自分が良いと信じた道
ただ、苦しんでいる人を救いたい
ただ、その思いだけが
結局はこうやって何百年も続いてきている。
それが「志」
もしかしたら、
最初は「野望」だったかもしれない。
でも「野望」はパワーとなり
それが叶い始めると
本来の「志」に変わって行ったのでしないか、
そんな気もするのです。
動機は不純でもいい。
でもきっとその根底には「志」がある。
自分のためだけに行く「野望」
よのため人のために「志」
両方が必要なことなんだな、と
感じました。
そんな、目に見えないけど確かにあるもの、
それを目で見、感じることができたと思うのです。
そして、カニを貪った翌日に
究極までストイックな修行僧の姿を見ることで
両極の世界を体験し
どちらも、素晴らしいと感じました。
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春も近付いて
雪解け水がきれいです。
その後は、ふもとのお蕎麦屋さんで、
福井名物数々あれど
・おろしそば
・ソースかつ丼
・ごま豆腐
のセットをいただきました。
まるで
・きしめん
・みそかつ
・手羽先
のセットみたいですね。
最高にうまかった!!
さらにさらに
猿田彦が連れてってくれたのは、ここ
いろりの中にお茶が湧いてて
ひしゃくですくっていただく。
マエダセイカ
羽二重餅で有名なお店です。
デザート代わりの試食で
もうお腹いぱーい。
そのあと、
時間ぴったりに最寄り駅まで
猿田彦は送ってくれました。
空海さんもとても満足していました。
みんな笑顔でお別れ。
次は、親父の納骨で
また来ようと思います。
時間も
出会いも
ご縁も
絶妙に
仕組まれ、流れているなぁと
ありがたく頂いた福井紀行でした。
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↓くわー、休んでたら３位まで落ちたー。
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