昨日、たまたまテレビをつけたら
浅田真央さんの滑りをやっていました。
何度かひやっとしたり、あっと思う瞬間がありましたが
あの大舞台で素晴らしい演技だったと思います。
そして結果は、銀メダル。
韓国のキム・ヨナ選手に負けました。
そのあとの表彰式、
そしてメダリストたちが国旗を背にリンクで笑顔で挨拶をしていた
その姿も印象的でした。
そして、そのタイミングで
NHKのアナウンサー? 解説者の方の言われていたことが
とても印象的でした。
概略しか覚えていないのですが、
簡単に言うと、滑り終えた後の真央さんの涙のインタビューについて
「彼女は、キム・ヨナ選手に負けた、ということを
きちんと悔しがって、それを表現していた。
つまり、きちんと「負け」を認めていた。
それが、必ず次のステップへと彼女を成長させてくれるでしょう。
よくあるのが『精一杯やりましたので満足です』とか
『やるだけのことはやったので仕方ないと思います』という表現で
自分を慰めたりごまかしてしまうことです。」
・・・うまく表現できないのですが
そのような主旨のことを話されていました。
負けを認める、ということはとても辛いことです。
あの人よりも劣っている、ということ。
それに向き合うことになります。
向き合いたくないときには、それがすべてとは言いませんが
「これだけ努力したんだから」
「運が悪かった」
「精一杯やったんだから」
という言葉で、背を向けたり、
自分の努力を正当化して自分を保とうとします。
もちろん、自分を責める必要もないし、
がんばった自分をねぎらったり、褒めたりすることも大切です。
彼女は、「負け」を認めることで
自分を責めるのではなく、そんな自分の存在を認めた。
実はこれは、悩みの相談でもよくあることで、
彼に振られたことを認められない
親に嫌われたことを認められない
友達より劣っていることを認められない
そして、それらを「感じないふり」をしてしまって
自分の問題にたくさんの「臭い」を抱えてしまっている人がたくさんいます。
そして、同じことを繰り返してしまう。
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何かショックな出来事があったときは
ちゃんと悲しんで
ちゃんと悔しがって
ちゃんと怒って
ちゃんと自分の喪に服す。
そして、そのうえで
自分をちゃんとねぎらい、褒めてあげる。
口で言うのは簡単ですが、
なかなかできることではありません。
でも、そういったことに耐えられるようになったあなたのところへ
ちゃんと問題はやってくるのです。
こんどつらいことがあったら
ちゃんと感じてみよう。
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さて今日は、東京での初級セミナー。
そして昨夜は若き経営者の方々との談義。
みなさん、熱い志と熱い思いを持って仕事をされています。
そこには「儲けたい」とかという想いとは全く別の、
「人の役に立ちたい」
「人を楽しませたい」
「いいものを広めたい」
そんな純粋で熱い思いを感じます。
最近はこういった経営者の方々と会う機会が多く
とても刺激になります。
そういった方に共通するのは
「楽しんでいる」ということ、
そして「夢」を実現するためにリスクを取り、
多くの人を巻き込んで、コツコツと努力をしているということ。
彼らの話を聞いているとなんだか勇気がわいてきます。
人は、何も心配することはないんだ。
人は、自分で制限をかけて勝手に怖がって進めなくしているだけなんだ。
そして、どんなにひどい体験をして生きてきても、
それを理由にして恨んで足を止めて怖がって生きる人と、
そんなことは水に流して、逆に糧にして強く生きる人がいる。
昨日お会いした方も、学生時代に壮絶ないじめに遭われていたのに、
そんなこと微塵も感じさせない明るさと強さがありました。
失敗することも、笑われることも ヘでもない、と。
そんな彼を見ていると、
結局、過去を引きずっている人は
未来に、新しいことに、チャレンジする勇気がないのを
過去のせいにしていつまでもしがみついているだけかもしれない。
抵抗できなかった自分、ダメだった自分を
まだ認められていないだけなんだ。
そう改めて感じました。
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